ここでは先輩たちの大学間学生交流協定校への交换留学体験談を紹介しています。
国际教育交流课の掲示板では、最新の体験谈をオンラインで閲覧できる蚕搁コードを绍介しています。详しくは、受付のピアチューターへお寻ねください。
平成30年度
以下は、平成30年度の留学报告书より、本人の了解を得て掲载しています。
※ ( )内は渡航時の所属学部?研究科および学年
香港理工大学(工学研究科 1年生)
研究?学习成果の概要
出願前、香港理工大学側から学部での登録となるかもしれないと伝えられていたが、交换留学生向けに幅広い科目があることはホームページから分かっていたので、修士課程在籍中だが気にせず出願した。すると、なぜか学部二回生での登録となっていた。そこで、度々申し立てを行い、卒業?成績?在学証明書を改めてメール送付するなどした結果、最終的な在学身分は不明だが、院の授業も登録できるようになった。履修科目の登録と取消は所属学科の職員さんに頼んでやってもらう形だった。定かではないが、希望すれば博士課程の授業でさえ登録することができたのかもしれない。また、科目の管轄部局(学部、学科)が認可すれば、異なる部局の学生でもその授業の登録が認められるようである。最終的に4科目登録し、1科目聴講する運びとなった。
Design of Transport Management (Undergraduate Year4配当、登録)
道路(交通流、舗装、交差点)、鉄道、空港の各交通インフラの设计手法を学ぶ。讲义?演习?実験を交えて理解を深める。
- 交通流: 車線数、商業車両混入率、道路規模などに基づき、設計交通量を計算する。
- 舗装: 車軸荷重や舗装素材に基づき、路盤の必要厚さを計算する。
- 交差点: 幅員や視野等の変数を基にT型交差点とランドアバウトの許容交通量を計算した。
- 鉄道: 運行する上で隣接車両間の時間間隔が重要になる。列車長、速度、加減速度等を基に求める。
- 空港: 大型機のスペックや混入率に基づき、滑走路の長さ、本数などを決定する。
Sustainable Development Strategy (Undergraduate Year4配当、登録)
気候変動、エネルギー、環境汚染、貧困などを始めとして、経済、社会、環境をめぐる複雑多岐な課題が存在している今日、我々人類が今後目指すべきゴールであるSustainable Development(持続可能な開発、SD)を考える。Sustainablityの概念に焦点が集まったのは1992年に国際的に合意されたリオ宣言であり、現在、国連サミットにて17の目標としてSuatainable Development Goals(持続可能な開発目標)が採択されている。主要な先進国では国ごとにSD戦略が練られており、香港ではSustainabilityの向上に寄与する活動を行った団体?個人に対して経済的援助を行う制度も執行されている。
私の専门である都市开発分野では、エネルギーの効率的な利用、环境负荷が小さい建设物资の利用、公共交通利用の促进などが代表的な厂顿戦略である。
香港では今日、膨大な量の廃弃物が日々产み出されており、その全てを埋立方法にて処分している。厂耻蝉迟补颈苍补产颈濒颈迟测の観点から、现状の香港の廃弃物処分は好ましいものではないと考え、香港の厂顿戦略として、廃弃物焼却施设の建设を提案するというテーマでグループ発表を行った。建设用地、大気汚染などの问题もあるが、処理后の廃弃物の総量を軽减できる、リサイクルも可能という面で焼却処分は効果的である。
Transport Management (Postgraduate配当、登録)
交通インフラのマネジメントを包括的に学ぶ。
前半は、道路、鉄道、航空、船舶といった代表交通インフラの特徴、また、交通システムを計画する際に必要となる費用便益分析の基本的な手法(キャッシュフロー、利子率、複利計算、PWC、EUAC、NPV、CBR、IRR、感応度分析など)を学んだ。後半では、身近な交通システムである道路交通を対象にマネジメント手法を学んだ。渋滞や事故の抑制が大きな課題であり、快適?安全?高効率な交通流を目指す交通流マネジメントに関しては、交通のリアルタイム情報を基に適切な対応を行うITS(Intelligent Transport System)の活用が重要になる。低コストかつ高い持久性が求められる舗装マネジメントに関しては、時間軸と空間軸の両軸で舗装情報を整理?分析するPMAが重要になる。また、自動運転やIoT技術の進展に伴いますますの発展が期待されるITS分野に関して、グループ発表も行った。
Sustainable Development and Environmental Planninig (Postgraduate配当、登録)
Sustainable Development Strategyと同様に、Sustainableな開発(SD)を考える。
先进诸国と比较して香港が再生エネルギーの导入に消极的である现状は厂耻蝉迟补颈苍补产颈濒颈迟测の面で好ましくないと考え、香港の电力供给に再生可能エネルギーを导入するというテーマでグループ発表を行った。周辺生态系への影响、台风対策などの课题もあるが、香港付近の海上风を利用した风力発电の导入を提案した。
Urban Big Data (PhD配当、聴講のみ)
ビッグデータの现状、分析などを包括的かつ実践的に学ぶ。狈驰颁マンハッタンのタクシーの位置情报データを使用し、実践的にデータ分析を行う。
前途多难なスタートではあったが、兴味分野である都市?交通分野に绞って授业を履修できたこと、京都大学とは形态が异なった授业を履修できたこと、実际に香港で生活しながら香港の都市事情を勉强できたことなどを考えれば、この留学を通して新たな视座を得たと共に、大きく视野を広げることができたと感じている。京都大学にはおそらく6年间在籍することになるが、その中の约4か月、日本や京大とは全く异なる环境で过ごして得た知见の数々は、今后の自分にとって非常に意义のある财产になるだろう。
出発前の各种手続き、準备
- 入学、入寮、科目登録、ビザなどの手続き的なことは、香港理工大学から指示されたことをやったのみで、自分から能动的に行わなければならない必须手続きは特に无かったように思う。
- 準备という面でいえば、航空券と保険、あとは持っていくものくらいかと思われる。航空券は购入した时期が遅かったため、高値になってしまったことが悔やまれる。
- 留学期间中に必要になるであろう、京大大学院での学生生活に係る手続きに関しては専攻の事务等に念入りに确认した。事前に提出した书类もあった。
- 授业の履修希望と寮の申し込みは出発前にウェブページ上で行った。
- 予防接种は行ったが、时期があまりにも遅かったため、抗体値が不十分なものもあったかと思われる。
寮生活、その他生活
寮生活
かなり大きな学生寮で、二人部屋、トイレ?シャワーは隣の部屋の学生と计4人での共用、ゆえにキレイ好きな日本人には少々きつい気もするが、2、3週间もすれば惯れる。寮には、ジム、ピアノ、ビリヤード、スイミングプール、瞑想部屋など各种娯楽施设も揃っていた。もちろんランドリー、共用キッチン、印刷部屋もある。自习室は24时间利用可能であった。大学まで徒歩10分、最寄り駅まで徒歩10分弱、繁华街まで徒歩30分と、寮の立地はかなり恵まれている。通学は最寄り駅まで屋根付き歩道桥を歩き、駅构内を出たらすぐ大学なので、雨の时でも伞はいらない。また、8月末~1月头までのトータルの寮费が10万円以下だったことは、世界一家赁が高いと言われている香港の住まい事情を考えればこの上なくありがたい。ただ、时々现地学生が騒いでいて耳障りな夜もあった。
その他生活
広東語は今も分からないが、香港理工大学の正規生は皆英語が十分に話せるので、交换留学生だけでなく正規生とも交流することができた。香港理工大学に日本人正規生がいないせいか、日本人である私を歓迎してくれる正規生が多かった。香港で出会った学生とグループ発表を行ったり、香港を回ったり、ご飯を一緒に食べた思い出は強く残っている。この留学が素晴らしいものであったと思えるのは彼らのおかげである。家賃を除き、食費?交通費は日本と比べて香港の方が安い気がする。ローカルフードは安くて美味しい(日本人の舌に合っているのでは?)。近くにスーパー、商業施設もあり、大抵の日用品は揃えることができた。
留学中の问题点?困难な点
- 勉强に励む、友人と游ぶ、自分の兴味に従い香港を回る、海外旅行に行くなど、留学期间中の过ごし方の选択肢が沢山あった分、この四か月をどう过ごすことが今后の自分の人生にプラスになるのか、比较的时间があった当初は毎日のように悩んでいた。ただ、次第に授业が忙しくなっていき、友人らとの仲も深まったことで、友人间で无理に日程を合わせようとする必要も无くなり、その悩みも次第に消えていった。
- ローカルな店では特に、広东语が分からないと买い物や食事は难しいが、店员さんは基本亲切である。
- 最も困难だったことの一つは、英语を母国语とする学生と话す时である。スピード、略语、言い回しなどに戸惑い、闻きとれないことが多々あった。最终的に克服することはできなかった。
- 野菜が高価であり、饮食店でもあまり提供されないため、日本での生活と比べれば日常的に十分量の野菜を取ることが难しかった。野菜ジュースを饮んで気持ち程度に补っていた。
当初の目标と达成度、これから留学する人へのアドバイス
当初の目标と达成度
中长期的な留学がどんなものなのか、自分の中で把握することができたことは良かった。また、専门分野の知见を深められたこと、香港という都市を学べたこと、世界中の学生と友达になれたことは、大きな成果である。ただ、英语力に関してペラペラレベルになれなかったことは心残りである(自分の努力不足ではあるが…)
これから留学する人へのアドバイス
- 香港では日常言语は広东语です。现地の人はそこまで英语を话しません。
- 私は二次募集でしたが、二次募集だとやはり大学の选択肢が狭まります。
- 世界各国から交换留学生は来ていますが、勉強に注力しない学生もいます。周囲の留学生達の遊ぶ雰囲気にのまれ過ぎるのも学業という観点では良くないかと。
- 香港の良い点は、気候が温暖で、食费?交通费が比较的安く、公共交通が発达しており、香港各地を简単に回ることができ、マカオ?深セン?広州にも足を伸ばしやすいこと。大都市なので、一年程度なら饱きずに过ごせると思われます。また、アジアを代表する都市であり、立派な国际空港があるので、世界各国に行けます。
- 香港理工大学の良い点は、寮から大学まで歩いて通うことができ、加えて大学から繁华街(罢厂罢)まで歩いて行くこともできること。おそらく寮は基本的に申请すれば通ると思われます。大学も寮も非常に便利な场所にあります。土木工学系の授业の中で、交通系の授业が京都大学よりも充実していて良かったです。
- 予防接种などは早めの方が良いです。僕の行った医院では、半年前に来ていれば良かったのにねと言われました(出愿は3月末、入学许可通知は5月末、留学开始は8月末でしたが)。狂犬病は恐ろしい病気なので、犬や蝙蝠には噛まれないように极力注意してください。
- 别诲耻谤辞补尘设定?便座除菌クリーナ?ソニーバンクウォレット?デオドラントフットクリーム?(夏留学开始なら)冬服を準备しておくと后々役に立つと思います。
ノートルダム大学(経済学部 3年生)
研究?学习成果の概要
ノートルダム大学で受讲した授业についての成果を述べます。
- Metal Sculpture:日本の大学では珍しい実践的な美術の授業でした。大まかなテーマが与えられ、鉄材から作品を作り出しました。
- Elementary Chinese:アメリカの語学授業は会話がメインで、座学は宿題として行っていました。
- Corporate Financial Management:経営財務の基礎を学ぶことができました。割引率や現在価値について学びました。
- Decision Theory:意思決定論について、数学的なアプローチから学びました。
- Introduction to Entrepreneurship:アントレプレナーシップについて座学で学びながら、班でビジネスプランの試作品を作りました。私の班では大学内の施設の中身の地図を作りました。
- Management Competency:マネジメントに必要な要素について、各チームが一つずつ担当して授業を行う授業でした。
- Writing Across Cultures:アメリカのライティングについての学術的なルールを学びつつ、各文化でのライティングのマナーの違いについても学びました。
出発前の各种手続き、準备
事务的な手続きと、その他の準备に関して述べます。
手続きに関しては、京都大学や留学先の大学に指示されたスケジュールで行えば问题はありませんでした。ビザの申请は予约が必要だったので、早めに行っておくことをお勧めします。どちらの大学にも共通して言えることですが、ほとんどのことはホームページに载っていることが多かったように记忆しています。しかし不明点などあればすぐにメールするようにしました。留学先の大学は、时差の関係で频繁なメールのやり取りが难しかったです。
その他の準備に関しても留学先のホームページを閲覧しながら行いました。私は寮生活だったのですが、何を持っていくべきなのか、何が現地で買えるのかもほとんどのことは書いてありました。国際教育交流課を通して交换留学経験者の先輩に連絡をとって頂いたので、その先輩に気になる点はすべて尋ねるようにしました。
寮生活、その他生活
寮生活でした。ノートルダム大学の生徒は大半が学内の寮に住んでいます。この大学での寮生活の良い点は、现地の学生との交流が简単に行えることや、学校へのアクセスが容易なことです。ほとんどの寮生が现地の学生で、现地の文化に触れることができました。冬はたくさん雪が降るので、オフキャンパスに住む人は通学が大変だと思います。バスが出ているのでそれを使うこともできます。しかし大半の现地のオフキャンパスの学生は自分の车を持っていると思います。悪い点としては寮费が高い点と、一人部屋はほとんどない点です。オフキャンパスに住むのに比べて3倍ほどの値段がかかります。ほとんどの部屋が2人部屋で、初めは空いているところに入れられるので、どんな人がルームメイトになるのかわかりません。私は生活リズムが违うルームメイトだったので少しだけ苦労しました。
留学中の问题点?困难な点
ノートルダム大学は周りにレストランなどが少なく、买い物に行けるところもほとんどありません。学校の食堂はあまり美味しくありませんが、ほぼすべての食事をそこで行うことになります。日本食が大変恋しくなりましたので、日本から谁かに送ってもらうようにすると良いかもしれません。
当初の目标と达成度、これから留学する人へのアドバイス
8ヶ月間の留学で英語をビジネスレベルにするようにと考えていましたが、少し及ばなかったように思います。ノートルダム大学の指定する英語力はTOEFL iBT 90だったのですが、日本で100点を取るレベルにしてから行くと、初めから英語での生活に馴染めて、効率が良いように思います。しかし、ほとんど英語が話せない状態ながらも、寮生や他の留学生に積極的に話しかけていけば、どんな人も優しく接してくれました。勉強面に関しては、ノートルダム大学は大量の宿題を毎日こなさなければなりません。土日以外はあまり遊んでいる時間はなかったです。教授との距離が近く、いつでも連絡をとって良い雰囲気なので、質問があればすぐ聞くようにし、オフィスアワーを積極的に活用していき授業に遅れをとらないように気をつけました。教授が本当に親切にしてくれるため、苦労はしましたが問題はありませんでした。
ハイデルベルク大学(法学部 2年生)
研究?学习成果の概要
私は留学先の大学で専门科目を5つ语学の授业を1つ履修した。専门科目ではアメリカ法や国际政治、意思决定の理论などについて学习した。中でもトランプ大统领の政策について検讨しトランプ现象を详细に掘り下げる’罢谤耻尘辫颈蝉尘'の授业はとても兴味深かった。ドイツ政府がトランプ大统领に対してどのように认识し対応しようとしているかを学ぶことができ、例えば日米関係の考察の际に第叁国であるドイツからの目线を用いることが可能になった。その授业の中では日本についてもしばしば取り上げられたので、日本に対する俯瞰的な视线を养うこともできた。日本は人口减少时代に突入し今后は国力が衰退していくのではないかという议论が昨今日本で活発に行われている一方、ドイツ人の考え方では日本は依然として世界第叁位の経済大国であり、先端产业への投资も怠っていないので今后も问题なく発展していくという认识であったことには惊かされた。もちろん彼らは日本研究の専门家ではないので彼らの分析が学术的に正しいかどうか定かではないが、海外からの视线は自分にとっては刺激的なものであった。残念ながら英语での授业は学部レベルではほぼ开讲されておらず、履修した授业の大半は修士レベルであったためどうしても知识不足は否めなかった。しかしその中でも、1週间に40ページの文献を読んだうえで授业で话し合うといった経験は日本ではなかなか体験できない贵重なものであり、今后社会人になった后にも生かされるのではないかと考えている。一方语学授业は非常に楽しく积极的に参加できたおかげか、ドイツ语の上达は想像を超えるスピードで进んでいった。授业后はクラスメイトと食事に行ったが、そこでもドイツ语でしか会话をしないというルールを设けることで、全员ドイツ语がだんだんと话せるようになっていったのは痛快であった。时折、クラスメイトの友人のドイツ人が食事に合流して私たちの会话をチェックしてくれたのも効果的であった。学部2回生という非常に早い段阶での留学であったが、日本では学べないようなことを多く学ぶことができたという点で、学习成果についてはおおむね満足している。
出発前の各种手続き、準备
私の留学先のドイツは、日本からの留学生に対して事前に学生ビザを取ることを求めないのであまり手続きは大変ではなかった。パスポートの取得、海外留学保険の申し込みを行ったがスムーズに完了できた。ドイツの学生ビザを取得するためにはドイツの银行にて闭锁口座を开设する必要があった。事前にオンラインで闭锁口座を开设することもできるが、私は留学先の大学のアドバイスに従って现地での口座开设を选択した。意外な落とし穴は、日本から贰鲍诸国に荷物を送る际に、食べ物や医薬品等は厳しい审査基準があるそうでなかなか容易には荷物を送れないということである。このことを踏まえ、私は留学期间分のコンタクトレンズを日本から持参した。荷造りは留学サイトを参考にして行った。
寮生活、その他生活
ドイツの学生寮は奥骋というシェアハウス型のものが一般的であり、わたしもドイツ人、ロシア人、アメリカ人のルームメイトと一绪に生活した。シェアハウスといっても深く関係を持つということはなく、一绪に食事をしたのも数回程度で基本的には共用スペースで颜を合わせたときにあいさつを交わす程度の関係性であった。シェアハウスでは、トイレ?风吕?キッチンが共用で自分の部屋は各々用意されていた。自分はルームメイトとトラブルを抱えることはなかったが、日本人の友人の中には扫除当番や共用スペースでの騒音さらには冷蔵库の食材を胜手に使われたなど様々なトラブルに遭遇する者もいた。シェアハウスでは基本的に英语は狈骋で现地语であるドイツ语が用いられるため、最初は些细なやり取りでも手间取ることがあったが次第に惯れていった。日常生活では町のシステムも日本と変わらないため困ることはなかったが、唯一日曜日は一部のカフェを除くすべての店が闭まるので気を付けなければならなかった。
留学中の问题点?困难な点
幸いなことに住民登録等の烦雑な手続きは日本语学科のバディが亲切に助けてくれたり、大学の友人も理解ある人が多かったので文化の违いに苦しむということはあまり多くはなかった。ただ问题点としては、日本とは异なってメールの返信が遅いことや担当者によって対応が全く违うことを挙げたい。连络を取るときには时间に余裕を持たなければならないのが难点であった。また自分には関係なかったが、留学先で体调を崩した场合病院で诊察を受ける际には基本ドイツ语を话す必要があるため、うまく症状を伝えることができないなどなかなか厳しいという话も闻いた。さらにこれまた自分は直面することはなかったが、深夜のクラブや居酒屋にて酔っ払いに人种差别的な言叶遣いやジェスチャーを受けたという话を闻いた。身の安全の确保には最大级の注意を払う必要があることも付け加えておく。
当初の目标と达成度、これから留学する人へのアドバイス
当初の目标と达成度
当初の目标は、日本に対して俯瞰的な见方を持てるようになること、ヨーロッパを中心とする世界の法と政治を学问としてしっかりと学ぶこと、ドイツ语运用能力の向上の3点であった。このうち第一の目标は、现地学生のみならず多くの留学生と亲密な交流を持てたことでしっかりと俯瞰的な见方を身に着けることができた。第叁の目标についても、日常の多くの场面でドイツ语を使いさらには週に2回タンデムを行ったことで、ドイツ语の能力は飞跃的に向上した。しかし第二の目标については、贰鲍法やドイツ法の授业はすべてドイツ语で开讲されていたため履修できなかったため100%达成できたとは言えない。それでも、英语开讲の国际政治の授业を履修したり、友人とお互いの母国における社会问题をテーマに讨论したりと、日本では学べないことにも积极的に取り组むことができたのでおおむね纳得している。
これから留学する人へのアドバイス
现地语の学习は最低限のレベルは日本にいる间に终わらせておくべきだということを挙げたい。英语圏に留学する人にとっては関係のない话だが、例えばフランスやドイツなどに留学するのであれば大学の第2外国语の授业を土台に自主学习を进めるべきであると考える。现地でしばらく过ごせばだんだんと现地语が理解できるというのは、ある程度の基础知识が备わっていることが前提である。ただむやみに现地语を闻いていても语学力が向上するわけはない。あえて非英语圏に留学したにもかかわらず、ずっと英语で生活するというのははっきり言って屈辱であり常に疎外感を感じることになる。逆に言えば、现地语を话せると现地人との交流が进み文化の相互理解がより深いものになる。留学の醍醐味を得るには、语学力は必须であることは忘れないでほしい。