船井哲良記念講堂ノーベル賞?フィールズ賞受賞者展示コーナー開設式 挨拶(2008年7月16日)

尾池 和夫

 船井哲良记念讲堂ノーベル赏?フィールズ赏受赏者展示コーナーの开设にあたって、京都大学を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。

当日の様子&苍产蝉辫; この展示コーナーは、京都大学の111年の歴史の中で辈出されましたノーベル赏とフィールズ赏の受赏者の业绩を绍介しているだけでなく、受赏者が若き日に着した论文や研究ノートのレプリカが展示され、それらを手に取り、自由に见ることができるようになっております。

 この研究ノートや论文は学术的にも大変贵重なものであり、また、当时の研究内容や各受赏者の研究に対する情热も伺える资料ともなっております。

 これらの贵重な资料を快くご提供いただいた学内外のご関係の方々、ならびに展示コーナー设置の実现に向けご努力いただいた方々に、あらためて深く感谢申し上げる次第であります。

 
展示コーナー なお、この展示コーナーを设置しております船井哲良记念讲堂は、京都大学の教育、研究及び社会贡献を推进する拠点として、船井电机株式会社执行役会长の船井哲良様が个人として御寄赠下さり、京都大学が运営しているものであります。今回、その贵重な施设に、ノーベル赏?フィールズ赏受赏者の展示コーナーが设置されましたことは、船井様が本施设を御寄赠いただいた趣旨にも沿うものと考え、大変重要なことと考えております。

 この展示コーナーが设置されたことにより、现在、京都大学で学んでいる学生が、受赏者の足跡に触れることになりました。ここを访れる学生一人ひとりが刺激を受けることにより、自身の専门をさらに深く掘り下げるだけでなく、その他のさまざまな分野の知识も积极的に吸収しようという気持ちを持つきっかけになればと思っております。それにより、学生は幅広い教养に里付けられた确かな视野を持つ人材となり、京都大学から巣立ってくれることを愿っています。このように、本展示コーナーは、各受赏者の伟业を皆様方にご绍介するだけでなく、本学学生や若き研究者の意识を高める场所としての役割も持つものと考えております。


船井哲良記念講堂 また、地域の住民の皆様方におかれましては、各受赏者が京都大学で行ってきた研究活动を知っていただくだけでなく、京都大学が行っている教育活动や研究活动に対しても兴味を持っていただけるものと期待しております。

 最后になりましたが、今后もこの展示コーナーが、数多くの人が访れる场所となりますこと、また、京都大学が21世纪の世界の様々な分野においてトップで活跃できる人材を育成?辈出することにより、この展示コーナーのパネルを一枚、また一枚と増やしていけることを期待して、私の挨拶とさせていただきます。

 ありがとうございました。