尾池 和夫
本日は、「滨滨翱フェア」にご参加いただきまして、诚にありがとうございます。この「滨滨翱フェア」は、公司の方々と京都大学との出会いの场として、平成13年度より开催いたしております。
大学の役目として最も大切なことは、知の蓄积と创造と、それをもとにした社会贡献です。学问の深化とともに、异分野融合による新しい学问领域の创成、次世代の产业基盘となる先端科学技术の推进、地域との连携や国际连携の促进、そしてこれらを可能とする仕组みの构筑など、大学には社会から期待される役目があります。
京都大学においては、产学官连携、研究成果の社会还元などのために、平成8年7月に、ベンチャー?ビジネス?ラボラトリーを设置して以来、国际融合创造センターの设置、知的财产计画室の设置、知的财产ポリシーの策定、产学官连携ポリシーの策定、事务组织として产学官连携推进室の设置、国际イノベーション机构の设置、スーパー连携室の设置など、さまざまのことを行ってきました。
第3期科学技术基本计画では、イノベーション创出が主要な目标の一つとされています。京都大学でも、地域との有机的连携のもとに独自の工夫をしていくべきであろうと思います。
本学でも、特许申请数等は飞跃的に増加していますが、现在、改めてそれらの実绩、质的な面の検証が不可欠な段阶にきており、知财についての考え方や対処の仕方を含めて、全体の见直しが必须であろうと私は考えています。
产学连携も、単に一大学と特定の公司间だけでなく、いろいろの形による连携を进めつつ、イノベーション创出に向けた重要な推进母体としての役割を担っていくことが、大学に求められていることと思います。
京都大学桂キャンパスにおいては、「桂イノベーションパーク构想」として、科学と技术を融合させる新しい教育と研究の场としての机能を有し、研究者が専门分野の枠を越えてクリエイティブな研究活动を行う场をととのえます。大学の研究成果を社会に还元するため、京都市、京都地域の产业支援机関、科学技术振兴机构、中小公司基盘整备机构が一体となった「大学连携型インキュベーション事业」として、京大桂ベンチャープラザ并びに研究成果活用プラザの施设を利用した产学官连携活动を、私たちは推进?支援してまいります。
今回の「滨滨翱フェア」の开催にあたりまして、共催いただきました科学技术振兴机构、中小公司基盘整备机构、并びに后援や协賛をいただいた関係各位に心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。