农学研究科が望む学生像

农学とは、人类が地球上でいかに豊かで持続的な営みを确立して存在できるか、という最も重要で根源的な课题に立ち向かい、最先端の基础研究によって次の时代を支える「知の基盘」を筑く学问领域である。农学研究科では、「生命?食料?环境」をキーワードとして21世纪における地球规模の重要课题である、资源、エネルギー、地域社会、情报、生活、健康、文化等にかかわる様々な课题に取り组んでいる。农学研究科は7専攻から构成され、それぞれ异なるアプローチから人类の生存にかかわるこれらの课题に対処し、人类の福祉の向上と持続的な繁栄に贡献することを目指した农学研究と人材育成を行っている。したがって、本研究科では、専门分野を学ぶために以下のような资质を持つ学生を求める。

  1. 幅広い视野と十分な基础学力をあわせもち、かつ高い伦理性と强固な责任感を身につけた人。
  2. 农学研究を通じて、社会の発展に贡献するという意识の高い人。
  3. 研究课题を自ら设定することができ、その课题に果敢にチャレンジする意欲と研究遂行能力のある人。
  4. 国际的视野に立った高いコミュニケーション能力を有する人。

上记のポリシーを実现するため、本研究科修士课程では、英语や各専攻の専门知识を评価する笔记试験と面接とを组み合わせた入学试験を、一般学生および社会人に対して実施する。また、私费外国人留学生に対しては、専门科目の笔记试験と面接により入学试験を実施する。いずれの场合も、评価方法の详细については、募集要项に明示する。

なお、各専攻の専门知识の笔记试験と面接については、以下に掲げる各専攻の人物像のもとで入学试験を実施する。

农学研究科修士课程

农学専攻

农学専攻は、人類が直面している食料?環境問題や地域固有の農業問題の解決に向けて、高度な専門知識と学際統合能力をもつ人材育成および新しい技術の創成を目標に、作物の生産と利用にかかわる分子?細胞レベルから個体?群落?地域生態系レベルに至る農学の幅広い領域について教育?研究を行っている。

课题解决に必要な専门基础知识と研究手法を修得させ、さらにそれらを活用して研究论文を作成することのできる高度な専门家の育成を目指す。それに求められる人物像は次のようである。

  1. 学部での専门にかかわらず、世界の食料?环境问题および地域固有の农业问题に强い関心をもち、その问题解决に果敢にチャレンジする意欲をもっている人。
  2. 农学関连诸科学の十分な知识をもち、かつ国际化に対応し得る语学力を备えている人。
  3. 新しい知识の吸収意欲が高く、かつそれらの知识を科学上の発见、新技术の创造および问题解决に结びつけようとする意识の高い人。

森林科学専攻

森林科学専攻は、人类の健康かつ快适な生活环境を、森林を中心とする多くの生物との共栖によって维持し増进することを目指している。研究対象を空间的视点で捉えると、人间が日常的に利用するエネルギー、衣料、家具、住居や町并みなどの比较的狭い居住环境から、都市、农地、里山などが适度に连携し、新鲜な大気と水、风景を备えた地域的环境、そして地球规模での环境保全とバイオマス资源利用による地球温暖化の防止など、関係する対象は非常に広范である。そこで教育研究の背景となる学问领域は、高度な自然科学はもとより、人文社会科学的観点も重要な意味を持つ。また研究手法も海外を含めたフィールド研究、精緻なラボラトリー研究、情报処理など多岐にわたる。

これら広范な学问领域や研究手法を参考にして、研究课题を自ら设定できる高い意识と学力を有する人材を、出身大学や学部、学科の枠を超えて募集する。

応用生命科学専攻

応用生命科学専攻では、微生物から植物やヒトにわたる広い范囲の生物を対象とし、以下の観点から教育?研究をおこなう。

  1. 生命现象を物理化学?有机化学?生化学?分子生物学を基にして理解し発展させる。
  2. 微生物?植物?动物を対象とし、生物机能の共通性と多様性を理解し発展させる。
  3. 研究を通して、研究アプローチの仕方、论理的思考を修得するとともに、独创性を养う。
  4. 新たな発见?発明を応用研究に発展させ、研究の成果を社会に还元する。

教育においては积极的な自学?自习を尊重し、生命现象の原理の理解とともに、その原理に基づいて発酵?食品?化学工业?食料生产?环境保全?医疗などの现场で生じる様々な课题を解决し、その成果を新しいバイオテクノロジーやバイオサイエンスとして展开できる研究者?技术者を育成する。

このような教育を受け止めることのできる英语力および物理化学、有机化学、生化学、微生物学、植物科学分野の学力を备え、明确で强い动机を有する人材を幅広い分野から募集する。

応用生物科学専攻

応用生物科学専攻は、农林生物学、水产学、畜产学及び热帯农学等を统合した多様な研究领域からなっており、21世纪に直面するであろう资源生物、食料、健康、环境にかかわる新しい诸问题に対し、学际的かつグローバルに対応できる教育?研究拠点を构筑することを基本理念としている。本専攻では、陆地ならびに海洋に生息する微生物から动植物にわたる多様な生物とそれを取りまく环境を対象に、それらの利用?创出?保存?保全について、分子から个体、さらには生态系レベルに至る幅広い视点から教育?研究を行い、従来の枠にとらわれない学际的な取り组みができる人材を育成することを目标としている。

この目标の実现に向けて、修士课程では急速に进みつつある生物科学の新しい学问领域にチャレンジしようという意欲ある学生を広く募集する。大きな梦を创る科学者になりたい人、その梦を実现する先端技术者になりたい人を歓迎する。

地域环境科学専攻

人類は地球上のそれぞれの地域に特有な自然環境に対応しながら生活している。地域环境科学専攻は、これからも人類が自然環境を形作る構成要素と共存しつつ、生産?生活活動を望ましい姿でともに発展させるための研究を志向している。そのために、生物?生態系の研究を行うグループと地域環境工学研究グループが相互に協力しながら、食料生産と環境保全の両面を視野に入れた学際的?国際的研究を行っている。よって、所属分野以外の讲义や演习も履修することを义务づけている。

所属分野に関する専门的知识と技术の习得および将来の基础となる研究を目指すだけでなく、幅広い知见を身につけて社会で活动することを志す人を求める。本専攻は地球上のさまざまな地域と、さまざまな生物?环境を研究対象としており、それまで修得した学问领域にこだわらず、幅広い视野を筑くことを目指す人を歓迎する。

生物资源経済学専攻

望ましい人类の発展は、世界の国家间のまた人间相互の协力や社会的?経済的な调整の仕组みに大きく依存する。现代社会では、めざましい科学?技术の进歩のなかで、先进国の富や食料过剰と発展途上国の贫困が併存するとともに、日本のように先进国でも危机的なほどに食料自给率が低下している国がある。そのなかで环境问题や地域社会问题、食品安全问题が発生している。20世纪に筑かれた、科学、技术、资源の利用のあり方を决める経済思想や贸易をはじめとする国际的なルール、それにもとづく国内外の社会的、経済的、経営的な制度やシステムがそのような状态をもたらしており、现在、その根元的な见直しが求められている。本専攻は、経済学をベースに経営学、社会学、歴史学、政治学などの理论をもとに、このような制度およびシステムのかかえる问题の解明とあらたなシステムや政策の开発にあたることを课题としている。

本専攻では、このような现代社会の直面する课题に果敢に挑戦し、新たな视野を切り开く人材を育てることを目标としている。修士课程、博士课程を通して、研究者を育成することを主としながら、人文?社会科学を基础にした分析的?创造的能力をもって行政、农业関连机関、公司などで高度専门的な仕事にあたる人を育てる。

入学希望者は、既存理论を十分に习得していることが必要であるが、それにとらわれず、関连领域の幅広い研究成果を深く吸収しつつ、现実社会のかかえる问题に肉迫し、それを解明しうる新たな理论を构筑しようとする意志をもつ人を求める。または、そのような理论を背景に政策的提言や高度専门的な仕事をとおして社会に贡献することに强い意欲をもつ人を求める。

食品生物科学専攻

食品にかかわる研究分野は益々広范かつ学际的になっている。食品に関连する产业规模の巨大化に加えて、食に内在する课题も多岐に渉っている。飢饿に直面する社会がある一方で、饱食が故に陥る疾病が蔓延する社会もある。わが国では、伝统的な食生活が崩壊の危机に濒しており、また、食粮の自给率と安全性は紧急の课题である。国民の健康向上を目指して、医学、薬学とともに食品科学が重要な贡献をすべきである。

以上の诸课题の解决には、新たな食品研究基盘の构筑が必要である。すなわち、食品のみを対象とするのでなく、「人间と环境と食」の相互作用に関する深い理解が求められる。本「食品生物科学」専攻は、食にかかわる広范な问题を根源から捉え、対応できる人材育成とその基盘となる研究开発を目的として、平成13年4月に発足した。食品生物科学に関して、専门的教育と先端的な研究体制を整备して、教育?研究にあたっている。生命科学、生物学、有机化学、生化学、遗伝子生物学、食品化学、化学工学、酵素化学、物性科学、栄养学、健康科学、运动科学、免疫学、生理学、微生物?発酵学、味覚感覚学、実験心理学、动物行动学などの研究分野を体系化し、食に取り组むための新たな学问の构筑を试みており、未来の研究をリードしていくことに重点をおいている。目的遂行のため、个别の特色をもつ「食品生命科学」、「食品健康科学」、「食品生产工学」の3讲座を设置している。

「食品生物科学」に対し充分な意欲をもって挑戦しようという学生を、出身学部、学科の枠にとらわれることなく募集する。大きな梦を创る科学者になりたい人、その梦を実现する先端技术者になりたい人、食の科学?技术と梦を将来に継承することに兴味をもつ人を歓迎する。

农学研究科博士后期课程

博士后期课程では、修士课程で求める学生像に加えて、农学の研究や関连する専门的な仕事に従事することを目指し、研究においてリーダーシップが発挥できることを求める。アドミッション?ポリシーを実现するため、内部进学者以外の一般学生や社会人を対象として、英语や各専攻の専门知识を评価する笔记试験、修士论文の评価やこれに関连した口头试问を组み合わせた入学试験を実施する。私费外国人留学生については、専门科目の笔记试験と口头试问による入学试験を実施する。いずれの场合も、评価方法の比重等详细については、募集要项に明示する。

なお、各専攻の専门知识の笔记试験と口头试问については、以下に掲げる各専攻の人物像のもとで入学试験を実施する。

农学専攻

农学専攻は、人類が直面している食料?環境問題や地域固有の農業問題の解決に向けて、高度な専門知識と学際統合能力をもつ人材育成および新しい技術の創成を目標に、作物の生産と利用にかかわる分子?細胞レベルから個体?群落?地域生態系レベルに至る農学の幅広い領域について教育?研究を行っている。

先駆性の高い研究を通じて、新しい知识の创造、新技术の开発および次世代の农学を切り拓きうる高度な研究者?技术者?教育者の育成を目指す。それに求められる人物像は次のようである。

  1. 农学関连诸科学に确固とした基础知识をもち、かつそれらを统合して作物の生产と利用にかかわる知の创造や新技术の开発を行い、もって人间社会の福祉に贡献する意欲のある人。
  2. 日々进歩する农学関连诸科学の中で生ずる新しい学际的な研究领域に果敢にチャレンジしようとする人。
  3. グローバルな视座をもち、开発途上国の食料?环境问题にも関心が高く、研究?教育を通じて国际贡献を志す人。

森林科学専攻

森林科学専攻は、人类の健康かつ快适な生活环境を、森林を中心とする多くの生物との共栖によって维持し増进することを目指している。研究対象を空间的视点で捉えると、人间が日常的に利用するエネルギー、衣料、家具、住居や町并みなどの比较的狭い居住环境から、都市、农地、里山などが适度に连携し、新鲜な大気と水、风景を备えた地域的环境、そして地球规模での环境保全とバイオマス资源利用による地球温暖化の防止など、関係する対象は非常に広范である。そこで教育研究の背景となる学问领域は、高度な自然科学はもとより、人文社会科学的観点も重要な意味を持つ。また研究手法も海外を含めたフィールド研究、精緻なラボラトリー研究、情报処理など多岐にわたる。

博士后期课程に进学また编入を希望する人には、研究の独创的展开や学际的展开を期待する。そしてまた自らの研究を客観的に评価できる広い视野や学力、后进を指导できる学识とリーダーシップ、国际的に活跃できるコミュニケーション能力を习得する意欲と能力を有する人材を歓迎する。

応用生命科学専攻

応用生命科学専攻では、微生物から植物やヒトにわたる広い范囲の生物を対象とし、以下の観点から教育?研究をおこなう。

  1. 生命现象を物理化学?有机化学?生化学?分子生物学を基にして理解し発展させる。
  2. 微生物?植物?动物を対象とし、生物机能の共通性と多様性を理解し発展させる。
  3. 研究を通して、研究アプローチの仕方、论理的思考を修得するとともに、独创性を养う。
  4. 新たな発见?発明を応用研究に発展させ、研究の成果を社会に还元する。

教育においては积极的な自学?自习を尊重し、生命现象の原理の理解とともに、その原理に基づいて発酵?食品?化学工业?食料生产?环境保全?医疗などの现场で生じる様々な课题を解决し、その成果を新しいバイオテクノロジーやバイオサイエンスとして展开できる研究者?技术者を育成する。

修士课程の人材に加え、独创性を持った研究によって国际的リーダーシップをとりえる研究者、生产现场で新规プロジェクトを立ち上げリーダーシップを発挥できる高度技术者の育成をめざす。修士课程修了と同等の専门学力をもち、研究に対して明确で强い动机と意欲を併せもった人材を募集する。

応用生物科学専攻

応用生物科学専攻は、农林生物学、水产学、畜产学及び热帯农学等を统合した多様な研究领域からなっており、21世纪に直面するであろう资源生物、食料、健康、环境にかかわる新しい诸问题に対し、学际的かつグローバルに対応できる教育?研究拠点を构筑することを基本理念としている。本専攻では、陆地ならびに海洋に生息する微生物から动植物にわたる多様な生物とそれを取りまく环境を対象に、それらの利用?创出?保存?保全について、分子から个体、さらには生态系レベルに至る幅広い视点から教育?研究を行い、従来の枠にとらわれない学际的な取り组みができる人材を育成することを目标としている。

博士后期课程に进学あるいは编入を希望する人は、以下のような目标を达成すべく努力が求められる。

  1. 题解决能力はもちろん、大きな视野から课题を设定し、実行する能力を身につける
  2. 独创的研究成果をあげると同时に高いコミュニケーション能力を身につけ、国际的な场でも臆することなく活跃できる。
  3. 研究成果を幅広く社会に还元することに努め、农畜水产业やそれらの基础となる学术の発展に大きく贡献することができる。

地域环境科学専攻

人類は地球上のそれぞれの地域に特有な自然環境に対応しながら生活している。地域环境科学専攻は、これからも人類が自然環境を形作る構成要素と共存しつつ、生産?生活活動を望ましい姿でともに発展させるための研究を志向している。そのために、生物?生態系の研究を行うグループと地域環境工学研究グループが相互に協力しながら、食料生産と環境保全の両面を視野に入れた学際的?国際的研究を行っている。

研究者として自立し、热意を持って独创的な研究活动を行え、さらにさまざまな复合的な问题に対応できる幅広い知识と柔软性をもつ人を求める。本専攻は、农学研究科の中で最も多様性の大きい専攻であり、それ故、総合的な知识や技术の习得だけでなく、将来それらをわが国だけでなく、世界の各地の応用现场で生かせることが出来る国际的视野を持ち、それを発挥できるコミュニケーションの能力を习得したい人を强く歓迎する。

生物资源経済学専攻

望ましい人类の発展は、世界の国家间のまた人间相互の协力や社会的?経済的な调整の仕组みに大きく依存する。现代社会では、めざましい科学?技术の进歩のなかで、先进国の富や食料过剰と発展途上国の贫困が併存するとともに、日本のように先进国でも危机的なほどに食料自给率が低下している国がある。そのなかで环境问题や地域社会问题、食品安全问题が発生している。20世纪に筑かれた、科学、技术、资源の利用のあり方を决める経済思想や贸易をはじめとする国际的なルール、それにもとづく国内外の社会的、経済的、経営的な制度やシステムがそのような状态をもたらしており、现在、その根元的な见直しが求められている。本専攻は、経済学をベースに経営学、社会学、歴史学、政治学などの理论をもとに、このような制度およびシステムのかかえる问题の解明とあらたなシステムや政策の开発にあたることを课题としている。

食品生物科学専攻

食品にかかわる研究分野は益々広范かつ学际的になっている。食品に関连する产业规模の巨大化に加えて、食に内在する课题も多岐に渉っている。飢饿に直面する社会がある一方で、饱食が故に陥る疾病が蔓延する社会もある。わが国では、伝统的な食生活が崩壊の危机に濒しており、また、食粮の自给率と安全性は紧急の课题である。国民の健康向上を目指して、医学、薬学とともに食品科学が重要な贡献をすべきである。

以上の诸课题の解决には、新たな食品研究基盘の构筑が必要である。すなわち、食品のみを対象とするのでなく、「人间と环境と食」の相互作用に関する深い理解が求められる。本「食品生物科学」専攻は、食にかかわる広范な问题を根源から捉え、対応できる人材育成とその基盘となる研究开発を目的として、平成13年4月に発足した。食品生物科学に関して、専门的教育と先端的な研究体制を整备して、教育?研究にあたっている。生命科学、生物学、有机化学、生化学、遗伝子生物学、食品化学、化学工学、酵素化学、物性科学、栄养学、健康科学、运动科学、免疫学、生理学、微生物?発酵学、味覚感覚学、実験心理学、动物行动学などの研究分野を体系化し、食に取り组むための新たな学问の构筑を试みており、未来の研究をリードしていくことに重点をおいている。目的遂行のため、个别の特色をもつ「食品生命科学」、「食品健康科学」、「食品生产工学」の3讲座を设置している。

「食品生物科学」に対して、高い理想と热い情热をもって挑戦しようとする、次のような学生を歓迎する。

  1. 个别の课题解决能力に加えて、大きな视野から课题设定し、问题の解决能力を身につけることを目指す人。
  2. 独创的研究成果をあげるとともに高いコミュニケーション能力を身につけ、国际的な场での活跃を目指す人。
  3. 研究成果を社会に还元し、技术的、教育的见地から食品工业の発展に中心的な役割を担いたいと考えている人。