红萠(くれなゐもゆる) 21号~30号

30号(2016年9月)


30号(2016年9月)
笔顿贵:10.2惭叠

表纸

スウェーデンのキルナで撮影されたオーロラ
宇宙から降り注ぐ电子と超高层大気が衝突しておこる発光现象。緑、紫、赤などの色は电子のエネルギーや超高层大気の组成によって决まる。カーテン状、斑点状など形や动きにも多様性がある。日本で见ることができるオーロラは赤が圧倒的に多い。日本や中国の古文献には「赤気」という名で登场し、古往今来、関心が寄せられていたことがわかる。(撮影:海老原祐辅准教授〈生存圏研究所、2000年ころ〉)

1.触発ギャラリー

いろ+おと+ことば

2.巻头座谈会

  • 常识が常识でなくなる宇宙空间は、想像と创造の场である
    土井隆雄+家森俊彦+早川尚志

3.授業に潜入! おもしろ学問

记忆は脳の中でどのように表现される?
ヒトの记忆の过程とその脳内机构
月浦 崇

4.恩师を语る

基礎医学の巨人 早石 修
がっかりするな。またつぎがある
-师に导かれ魅了された〈モノ〉から挑むサイエンス
成宮 周

5.京都大学をささえる人びと

「サイエンス」の本拠地で世界に発信する京大の知
田上 款+佐伯かおる

6.萌芽のきらめき?结実のとき

  • 食べることを考えることは世界を考えること
    藤原辰史
  • かしこいイシダイに导かれ「鱼类心理学」で解きあかす、无表情な鱼の知性
    益田玲尔

7.輝け! 京大スピリット

アメリカンフットボール部/機械研究会/脇 華菜

8.まなび游山

吉田キャンパス いまむかし
120年间の喧騒と思索の跡をたどる

9.追忆の京大逍遥

自由の学风に育まれて
唐池恒二

29号(2016年3月)


29号(2016年3月)
笔顿贵:10.7惭叠

表纸

ミスミソウ
北半球の温帯に自生し、日本では本州の东北地方以西に生育する。日本海侧の东北地方から北陆地方にかけては、一つの集団内にわずか数十センチの间隔でさまざまな花色の个体が混ざる。蜜を出さないミスミソウは、蜜のない花を学习するハチには来てもらえない。个体ごとに花の色を変えて、「别の花だ」と认识させ、ハチを诱っているらしい。このようなだまし効果をもつ花は「フェイクフラワー」ともいわれる。

1.触発ギャラリー

いろ+おと+ことば

2.特集 「WINDOW構想」ってなんですか

  • 窓はいつでも开いている。吹き込む风を力に変えて、羽ばたこう
    ゲスト 山极寿一
    ホスト 熊谷誠慈 + 高木淳一 + 金 智華
  • プロジェクト代表/企画者に闻いてみよう
    みやこの学术资源研究?活用プロジェクト 高木博志
    人文研アカデミー 小関 隆
  • 理事に闻いてみよう
    「特色入试」は学部?学科のショーケース 北野正雄
  • イベントに参加してみよう
    女子高生?车座フォーラム

3.研究室でねほり?はほり

箱根の石がイトカワの石に化けた
石のドラマに魅せられつづけて半世纪
土山 明

4.授業に潜入! おもしろ学問

风に吹かれ、寒さに冻えても、たくましく生きる高山植物
植物の高山への適応 瀬戸口浩彰

5.施设探访

霊长类研究所

6.京都大学をささえる人びと

安く、おいしく、栄养満点。
叁拍子そろった食事で学生の未来をつくる
饭田朋子

7.輝け! 京大スピリット

ハンドボール部/観世会/吉村瑶子/田和优子/
Winij RUAMPONGPATTANA

8.私を変えたあの人?あの言叶

自由の木の下で
八木麻纱子

28号(2015年9月)


28号(2015年9月)
笔顿贵:4.96惭叠

表纸

东アジア人文情报学研究センター
1930年に竣工。设计者は武田五一と东畑谦叁。滨田耕作文学部教授(のちの京大総长)発案のスペイン僧院を模したロマネスク风のデザイン。柱部分の虫食い状の小穴を有する灰色の石材は、武田により発见された冲縄产石材「宇留间石(琉球トラバーチン)」。馆内のいたるところに武田の指示で东畑が作成したこだわりのゴシック?デザインのブロンズ装饰が配されている。建物内部は非公开

1.巻头エッセイ 私を変えた、あの人、あの言叶

一晩の寿司の恩がひきよせた出会い
多田朋孔

2.巻头 鼎谈

文武両道の魂、いまだ健全なり京大体育会
ゲスト 竹内亜弥 + 神﨑範之
ホスト 寶 馨

3.研究の最前线

アフリカの人びとから他者とのつきあいかたを学ぶ ケニア北西部に住むトゥルカナと難民
太田 至

4.邁進?京大スピリット -学生たちの活躍

カヌー部/グリークラブ/河胜雅行/山口絵美菜

5.授業に潜入! ?おもしろ学問?講義録

「眠れない」はあなどれない 増加する睡眠障害に悩む人びと
若村智子

6.ふりかえれば未来 -モノ語る京大の歴史

地下に埋もれた鉱物标本が光を放ち语り出すとき
下林典正

7.京都大学をささえる人びと

吹き抜けの书库に蓄えられた东方学の智
秋本好治 + 村田康彦

8.京都大学の动き

9.追忆の京大逍遥

豊润な时间が育んでくれたもの
潮江宏叁

27号(2015年3月)


27号(2015年3月)
笔顿贵:7.61惭叠

表纸

吉田北部构内
理学部6号馆の中庭
夏休みのキャンパスは人影もまばら。町家の格子を连想させる壁面と、シンメトリーに配置されたハナミズキとベンチ。鸣りやまぬ蝉时雨のなか、太阳が容赦なく照りつけるベンチを休憩场所に选ぶ学生はさすがにいない。まだ若いハナミズキは、学生たちで賑わう季节を楽しみにしている。

1.巻头エッセイ 私を変えた、あの人、あの言叶

东西南北左右を知り、もって女性へ向かうの途
内匠 淳

2.巻头座谈会

君、青白きエリートをめざすこと勿れ!!
山極壽一 + 沼田英治 + 石井美保 + 大出亜矢子 + 岡田正太郎

3.研究の最前线

マクロな物质に现れる量子力学の世界
段下一平

4.邁進?京大スピリット -学生たちの活躍

自転车竞技部/鉄道研究会/田中英祐/藤本大士

5.授業に潜入! ?おもしろ学問?講義録

琵琶湖の水はどう動く? 湖と海の化学-湖や海での元素分布と物質循環
杉山雅人

6.ふりかえれば未来 -モノ語る京大の歴史

明治末期、寄宿舎の回覧雑誌
西山 伸

7.京都大学をささえる人びと

烦雑な滨罢环境は私たちがひきうけます「技术屋」の挑戦
浅野义直

8.京都大学の动き

9.追忆の京大逍遥

树々の緑を云过ぎて
石川九杨

26号(2014年9月)


26号(2014年9月)
笔顿贵:7.15惭叠

表纸

旧演习林事务室
吉田キャンパスの北部构内の一角にあるこの建物は、京大の営缮课技师だった大仓叁郎の设计で、1931(昭和6)年に竣工。外周や中庭に面して配されたベランダの天井の意匠などにモダニズムの清新さがあらわれている。緑あふれる北部构内の农村的景観形成にも大きく寄与している。本号の巻头座谈会はこの建物のラウンジで実施した。(登録有形文化财)

1.巻头エッセイ 私を変えた、あの人、あの言叶

Don't leak the water!!
池口 龍法

2.巻头座谈会

まじめにやんちゃする精神こそ神髄
ゲスト-仲尾功一
ホスト-小川 順+樽本雄介

3.研究の最前线

ヒトのコミュニケーション机能の脳内メカニズムを探る
乾 敏郎

4.迈进?京大スピリット-学生たちの活跃

石本健太/横山裕树/ウィンドサーフィン部/音楽研究会ハイマート合唱団

5.授业に潜入!?おもしろ学问?讲义録

噛みあう「死の断片」
須田 千里

6.ふりかえれば未来-モノ语る京大の歴史

身体知と教养知を往还し、东南アジア学の础を筑いた石井米雄
林 行夫

7.京都大学をささえる人びと

研究大学の発展に「プロの黒衣あり」
杉原 忠

8.京都大学の动き

9.追忆の京大逍遥

基础から考えるクセをつけた京大时代
堀田 力

25号(2014年3月)


25号(2014年3月)
笔顿贵:8.16惭叠

表纸

东アジア人文情报学研究センター
北部构内の东、闲静な住宅街にあるこの白亜の建物は、京都大学の中国学研究のシンボル的存在。书库には30万册を超える汉籍を収蔵。东方文化学院京都研究所(现在の当方学研究部の前身)の研究施设として1930年11月に竣工。スペイン僧院を模したロマネスク风のデザインは、滨田耕作文学部教授(后の京大総长)の発案。设计者は武田五一と东畑谦叁。2000年10月に文化庁「登録有形文化财」に指定

1.巻头エッセイ 私を変えた、あの人、あの言叶

笑いながら死ねるのはどっち?
近藤 等則

2.巻头座谈会

异文化のもとで学び、大きくて自由な世界を拓く
ゲスト-フォルカー?シュタンツェル
ホスト-赤松明彦+清水 展
進行 -内田由紀子

3.研究の最前线

ミクロ経済学の理论で地球环境问题にせまる
今井 晴雄

4.迈进?京大スピリット-学生たちの活跃

かるた会/グライダー部/2012年度京都大学総长赏/东北復兴支援学生ボランティア

5.授业に潜入!?おもしろ学问?讲义録

「个性重视」の社会的背景
小山 静子

6.ふりかえれば未来-モノ语る京大の歴史

热意をたぎらせた寡黙な恩师
田中 一義

7.京都大学をささえる人びと

学生とともに考える頼れるコーディネーター
村田 淳

8.京都大学の动き

9.追忆の京大逍遥

游んで?恋して?挫折して、楽しかった京大时代
松本 修

24号(2013年9月)


24号(2013年9月)
笔顿贵:5.19惭叠

表纸

理学研究科附属花山天文台
银色のドームを顶く本馆(京都市山科区)は天文台の象徴。建筑科の故大仓叁郎氏(元京都工芸繊维大学学长)が京都帝国大学営缮课に勤务していた1927(昭和2)年に设计したもの。ドーム内には屈折望远镜としては国内3位の口径を夸る45㎝屈折望远镜を设置(飞騨天文台の65㎝屈折望远镜は国立天文台とならんで1位)。本馆の図书室は、一般市民向けの讲演会场として开放することもしばしば。初代天文台长山本一清はここを拠点に、天文好きの市民を集めて天文学の普及に励んだ。

1.巻头エッセイ 私を変えた、あの人、あの言叶

ノーベル强运赏
渡辺あきら

2.巻头対談

私たちは、宇宙と无縁でここにいるのではない。
ゲスト-东仪秀树
ホスト-柴田一成

3.研究の最前线

组织の形成と再生の司令塔をつきとめる
長澤 丘司

4.迈进?京大スピリット-学生たちの活跃

高尾長良/サッカー部/京都大学ギタークラブ/2012年度京都大学総長賞受賞(梁 永)

5.授业に潜入!?おもしろ学问?讲义録

ユークリッド几何
森脇 淳

6.ふりかえれば未来-モノ语る京大の歴史

医家に学び伝える
櫻井 待子

7.京都大学をささえる人びと

女性研究者たちの未来もこの「ゆりかご」で育みたい
山肩 洋子

8.京都大学の动き

9.追忆の京大逍遥

「ホイ、おかえり、いしいくん」
いしいしんじ

23号(2013年3月)


23号(2013年3月)
笔顿贵:9.42惭叠

表纸

文学部陈列馆
歴史学、考古学、地理学、古美術関係など、文学部の収集した貴重な資料を収蔵することを目的に1914(大正3)年に完成。比類のない貴重なコレクションをもとに、国内?外の注目を集める学術活動が進められ、現在の総合博物館建設の礎を築いた。レンガ造り2階建で、出入口のペディメントや楕円形の小窓などの 意匠が特徴的。京都帝国大学営繕課の山本治兵衛と永瀬狂三の設計。国登録有形文化財建造物

1. 巻頭エッセイ 私を変えた、あの人、あの言葉

ザルツブルクの小枝
野村正育

2. 巻頭座談会

自らの目と体験を信じ、信念にしたがって努力する姿こそ美しい
ゲスト-松本 紘+山中伸弥+大貫茉里+島本 廉
进行-小寺秀俊

3. 研究の最前線

脂肪を味方にする科学-「食品の机能性」が拓く可能性
河田 照雄

4. 邁進?京大スピリット-学生たちの活躍

空手道部/邦楽サークル叡风会/小松直贵/藪内亮辅

5. 授業に潜入!?おもしろ学問?講義録

老化を防ぐ运动と食事
森谷 敏夫

6. ふりかえれば未来-モノ語る京大の歴史

2600年前の縄文巨木を现代技术で未来に託す
村上由美子

7. 京都大学をささえる人びと

放射线の有効利用に欠かせない、「正しい知识」と「安全な环境」づくり
宮武 秀男

8. 京都大学の動き

9. 追憶の京大逍遥

野望と恋に闷えた青春
大鐘 稔彦

22号(2012年9月)


22号(2012年9月)
笔顿贵:7.71惭叠

表纸

楽友会馆
1925年に京都帝国大学创立25周年を记念して建设。设计は、当时、京都大学工学部建筑科助教授だった森田庆一氏。东京高等工艺学校(现在の千叶大学工学部)教授の森谷延雄氏による内装は大正建筑の特徴をよく伝えている。2010年9月に改装を终え、当时の趣きを残して会议室や喫茶食堂を备えた会馆として再生。京都大学の教职员の学术交流の场として活用している。国指定登録有形文化财

1. 巻頭エッセイ 私を変えた、あの人、あの言葉

演剧との出会い
山西 惇

2. 巻頭対談

美しい自然と学问で若い世代を魅了したい
「もの」で「こころ」を伝える京都大学総合博物馆
ゲスト-河野昭一
ホスト-大野照文

3. 研究の最前線

中国文明とその源流を探る-考古学からのアプローチ
岡村 秀典

4. 邁進?京大スピリット-学生たちの活躍

2011年度京都大学総长赏(点訳サークル)/奇术研究会/剣道部/宫崎祐辅(狈笔翱法人道普请人)

5. 授業に潜入!?おもしろ学問?講義録

アフリカを食べよう
重田 眞義

6. ふりかえれば未来-モノ語る京大の歴史

屏风に名を残した京大教员たち
西山 伸

7. 京都大学をささえる人びと

地道な作业の积み重ねがフィールド科学の発展につながると信じて
藤井 弘明

8. 京都大学の動き

9. 追憶の京大逍遥

ジェラール?フィリップが京都に来た夜
山内 久司

21号(2012年3月)


21号(2012年3月)
笔顿贵:8.52惭叠

表纸

清风荘
公私にわたって京都大学の創設を支援した公爵?西園寺公望が京都別邸として利用した清风荘は、1944年に住友家から京都大学に寄贈。作庭家、七代目小川治兵衛(通称?植治)が3年がかりで完成させた明るく開放的な庭が特徴。江戸時代末期に建てられた茶室、大正建築の主屋と離れは国の登録有形文化財。吉田 キャンパスに近接し、おもに国内?外の賓客の接待などに利用している。一般には非公開。

1. 巻頭エッセイ 私を変えた、あの人、あの言葉

折田死すとも自由は死せず

笑福亭 たま

2. 巻頭対談

彷徨する青春の足音が鸭川べりに响く

ゲスト-万城目 学
ホスト-若島 正

3. 研究の最前線

新しい机能性酸化物材料の探索

島川 祐一

4. 邁進?京大スピリット-学生たちの活躍

2010年度京都大学総长赏/泽西祐典/马术部/マンドリンオーケストラ

5. 授業に潜入!?おもしろ学問?講義録

宇宙への架け桥

加藤 立久

6. ふりかえれば未来-モノ語る京大の歴史

キャンパスに眠る沉黙の资料-乾山焼「圣护院窑」の実在が明らかに

千葉 豊

7. 京都大学をささえる人びと

恢復する悦びと食べる楽しみとを调和させることが私たちの生きがいです

幣 憲一郎

8. 京都大学の動き

9. 追憶の京大逍遥

懐かしの西部构内

神谷 徹