超新星からの电波放射を日本?韩国の望远镜で観测

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 前田啓一 理学研究科教授、岩田悠平 国立天文台特任助教らから成る国際研究グループは、近傍銀河で発見された超新星のVLBI観測網による電波観測の結果と理論モデルの比較から、親星の質量放出が爆発の数十年前から活発化していたことを解き明かしました。この成果は、大質量星の進化過程の解明に貢献するとともに、国内の小規模なVLBI観測網が突発天体の研究において有効な手段となり得ることを示しています。

 本研究成果は、2025年1月8日に、国際学術誌「The Astrophysical Journal」にオンライン掲載されました。

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京都大学岡山天文台せいめい望遠鏡で撮影されたM101の可視光画像。超新星爆発が発生する前(左上)と、SN 2023ixfが出現した2023年5月20日(左上2枚目)以降の画像を比較することができる。画像提供:京都大学岡山天文台/TriCCSチーム(京都大学?東京大学)
研究者のコメント

「超新星をはじめとする突発天体现象の観测においては机动性が键となるため、中小望远镜?観测装置がしばしば活跃します。可视光においてはすばる望远镜などの8尘クラスの望远镜がある中で、京都大学の3.8尘せいめい望远镜が成果をあげつつあります。电波域においても、国立天文台の岩田さんらとともに、国内および韩国の比较的小规模な望远镜ネットワークによる超新星観测を组织し始めたのですが、その矢先に今回の観测成果が得られ、幸先の良いスタートとなりました。今后は、国内の可视域望远镜と电波望远镜との协调観测等、様々な展开が期待されます。」(前田启一)

研究者情报
研究者名
前田 啓一
书誌情报

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【书誌情报】
Yuhei Iwata, Masanori Akimoto, Tomoki Matsuoka, Keiichi Maeda, Yoshinori Yonekura, Nozomu Tominaga, Takashi J. Moriya, Kenta Fujisawa, Kotaro Niinuma, Sung-Chul Yoon, Jae-Joon Lee, Taehyun Jung, Do-Young Byun (2025). Radio Follow-up Observations of SN 2023ixf by Japanese and Korean Very Long Baseline Interferometers. The Astrophysical Journal, 978, 2, 138.