京大式サイエンスの創り方~狙ってもできないことがある~ ー京都大学理学研究科が取り組んだ型破りな教育プログラムの活動報告ー

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 理学研究科では、新しい研究の种を见つけようとする5年间にわたる取り组みを绍介した书籍を出版します。20世纪に入って科学は大幅に进歩しましたが、同时に高度専门化が进み、専门分野间に高い壁ができました。そこでその壁を乗り越えて新しい科学を创り出そうと、理学研究科は立ち上がりました。

&苍产蝉辫; トップダウンで手法やスケジュールを决めるのではなく、自発的に创り出そう、という大らかな视点に立ち、狙えるような小さな成果ではなく、狙ってもできない大きな実りを期待しています。理学研究科では、専门の异なる教员と学生が参加する企画を募集し、高い研究力と教育者としての矜持をもった教员と、探究力旺盛な学生がグループになって、好奇心と自由な発想をもとに活动する、新しい教育プログラムを実践しました。毎年10前后のグループができ、それぞれ思い思いの活动を展开しました。このような参加者の意欲まかせの型破りな教育プログラムですが、いざ実施してみると、参加教员も学生も専门外のことを知る楽しみだけでなく通常の讲义や研究活动では味わえない重要な気づきがありました。本书では、复数年にわたって活动をしてきた12人の教员がその様子を绍介しています。本书を通じて新しいサイエンスを生み出すダイナミズムの一端を感じていただけることを愿っています。

 この取り組みは、「数理を基盤として新分野の自発的創出を促す理学教育プログラム/Mathematics-based Creation of Science Program」、略称MACS教育プログラムの活動です。この教育プログラム誕生の背景には、理学研究科の教育理念と風土がありました。本書を通じて、小中高大と勉強を重ねていくうちに忘れかけた、先入観にとらわれない科学の心を思い出すことでしょう。

 本书は2022年4月11日に、京都大学学术出版会から発表されます。

文章を入れてください
数学など理论系の教员も学生といっしょになって実体顕微镜でニワトリ胚の観察をしているところ。専门分野を越えて教员と学生がともに新しいことに気軽に挑戦できるのが惭础颁厂教育プログラム。

详细な内容

「京大式サイエンスの创り方~狙ってもできないことがある~」-京都大学理学研究科が取り组んだ型破りな教育プログラムの活动报告-

メディア掲载情报

毎日新闻(5月11日11面)に掲载されました。