ターゲット
公开日
田岡大樹 教育学研究科博士課程学生、楠见孝 同教授は、大学生?大学院生を対象に実験を行い、事前のギャンブルで勝った経験が多いと「無謀な賭け」(負けが見込まれる局面における多額の賭け)を行いやすいという現象の背後にあるメカニズムについて検討しました。
その结果、事前に多くの胜ちを経験した参加者では、多くの负けを経験した参加者と比べて、ポジティブ感情の低下やネガティブ感情の上昇などの変化が见られず、赌けに対して知覚されたベネフィット(メリットがある感じ)が高いまま维持されることがわかりました。一方、参加者の赌け行动を时系列解析したところ、事前に多くの负けを経験した参加者は実験の终盘において集中的に无谋な赌けを行っていたことが明らかとなり、无谋な赌けと「负け追い」(损失を取り返そうとする行动)の関连性を示唆する结果が得られました。本研究グループは、今后、ギャンブル中の认知?学习プロセスや个人差に焦点を当てた研究を展开していく予定です。
本研究成果は、2021年10月11日に、国際学術誌「Journal of Gambling Studies」のオンライン版に掲載されました。

研究者情报
研究者名
楠见孝
书誌情报
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Daiki Taoka, Takashi Kusumi (2022). Role of Affect and Risk–Benefit Perception on Reckless Betting: Prior Wins and Losses Both Lead to Risky Bets. Journal of Gambling Studies, 38(3), 863-887.
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