今中雄一 医学研究科教授、国泽进 同准教授、奥野琢也 同博士課程学生らの研究グループは、日本の行政データベースを用いて、2016~2019年に心臓血管外科手術を受けた患者の輸血使用率および輸血使用量を、希釈式自己血輸血を受けた患者(希釈式自己血輸血患者群)と受けていない患者(コホート群)で比較しました。その結果、希釈式自己血輸血患者群では、輸血使用率は38.4%(コホート群:60.6%,p<0.001)、輸血使用量は3.5単位(コホート群:5.9単位,p<0.001)と減少効果を認められることがわかりました。
心臓外科手术は手术の中で最も输血を行います。输血のストックには限りがあり副作用も生じるため、欧米では全身麻酔がかかった后に自己血を採取する(希釈式自己血输血)方法により、输血の节约を工夫しています。日本で保険适応になったのは2016年と最近ですが、あまり浸透しておらず、日本人での効果が不透明でした。
新型コロナウイルスの影响から献血の减少が问题になっているなか、効率的な输血の方法を検讨する必要があります。输血が必要な患者さんのもとへ迅速かつ确実に届けるためにも、希釈式自己血输血は重要な技术だと考えられます。
本研究成果は、2020年3月10日に、国際学術誌「PLOS ONE」に掲載されました。

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Takuya Okuno, Susumu Kunisawa, Kiyohide Fushimi, Yuichi Imanaka (2021). Intra-operative autologous blood donation for cardiovascular surgeries in Japan: A retrospective cohort study. PLOS ONE, 16(3):e0247282.