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武田和也 理学研究科博士課程学生、門川朋樹 同教務補佐員、川北篤 東京大学教授の研究グループは、ツルニンジン(キキョウ科)、コシノコバイモ(ユリ科)という釣鐘型の花を持つ2種の植物が、滑りやすい花びら(花弁、または花被片、以下、花弁)を持つことでアリの花への侵入を妨げていることを報告しました。
电子顕微镜を用いた花弁表面の微细构造の観察や行动実験からは、2种の花弁上に微细なワックス结晶が存在することで滑る表面が形成されていることが示唆されました。また、人工的に花上に経路を设けた野外操作実験から、滑る花弁が実际にアリの侵入を妨げていることが确认されました。侵入したアリは花粉媒介者を攻撃、排除するために植物の繁殖に悪影响を与えることが知られており、本研究でも花粉媒介者の滞在时间を减少させることが示されました。滑る花弁によって花を访れる动物を选别するという防卫机构が存在することを実証したのは本研究が初となります。
本研究成果は、2021年1月6日に、国際学術誌「Annals of Botany」のオンライン版に掲載されました。

详しい研究内容について
书誌情报
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Kazuya Takeda, Tomoki Kadokawa, Atsushi Kawakita (2021). Slippery flowers as a mechanism of defence against nectar-thieving ants. Annals Of Botany, 127(2), 231-239.
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