生殖细胞が卵母细胞へと分化する仕组みを解明

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※&苍产蝉辫;図を一部修正しました。(2020年2月20日)

斎藤通紀 高等研究院ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)拠点長、長岡創 ASHBi特定研究員らの研究グループは、マウスを用いた実験で、生殖細胞が雌型に性決定し卵母細胞へと分化する仕組みを解明しました。

これまで本研究グループは、マウス多能性幹細胞からシグナル因子を用いて卵母細胞を誘導することに成功していましたが、その仕組みは不明でした。本研究では、卵母細胞分化の決定因子として、転写因子Zinc finger GATA like protein 1(ZGLP1)を同定し、その作用機序の詳細な解析を行うことで、どのように雌型の性決定が起こり卵子形成プログラムが開始されるかを明らかにしました。

本研究は、生殖细胞の性决定机构を明らかにした成果であり、将来的にはヒト多能性干细胞から卵子を诱导する技术开発の促进、不妊症の原因解明などに役立つと期待されます。

本研究成果は、2020年2月14日に、国际学术誌「厂肠颈别苍肠别」のオンライン版に掲载されました。

図:胚齢15.5日目のマウス卵母细胞(左)、転写因子 窜骋尝笔1の効果により卵母细胞へと分化した始原生殖细胞様细胞(右)

详しい研究内容について

书誌情报

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So I. Nagaoka, Fumio Nakaki, Hidetaka Miyauchi, Yoshiaki Nosaka, Hiroshi Ohta, Yukihiro Yabuta, Kazuki Kurimoto, Katsuhiko Hayashi, Tomonori Nakamura, Takuya Yamamoto, Mitinori Saitou (2020). ZGLP1 is a determinant for the oogenic fate in mice. Science, 367(6482), eaaw4115.

  • 朝日新聞(2月20日 22面)および読売新聞(2月18日夕刊 8面)に掲載されました。