指定国立大学法人に指定されました。(2017年6月30日)

公开日

本学は、指定国立大学法人に指定されました。

指定国立大学法人制度は、优秀な人材を引きつけ、研究力の强化を図り、社会からの评価と支援を得るという好循环を実现する戦略性と実効性を持った取组を提示でき、かつ自らが定める期间の中で、确実な実行を行いうる大学を指定国立大学法人として文部科学大臣が指定するものです。

指定国立大学法人は现在の人的?物的リソースの分析と、今后想定される経済的?社会的环境の変化を踏まえ、大学の将来构想とその构想を実现するための道筋及び期间を明确化することが求められます。また、社会や経済の発展に与えた影响と取组の具体的成果を积极的に発信し、国立大学改革の推进役としての役割を果たすことが期待されます。

山极寿一総长コメント

このたび、京都大学は文部科学大臣から指定国立大学法人の指定を受けました。本学が掲げる构想が认められたことを嬉しく思うとともに、これからますます努力を惜しむことなく、本学の教育力と研究力を强化していくことへの大きな责任を感じ、身が引き缔まる思いです。

京都大学は基本理念に基づき、これまでも地球规模の様々な课题に挑戦し続け解决策を见出すことで、日本のみならず国际社会に広く贡献し続けてきました。现在、京都大学では、本学が歩むべき指针として奥滨狈顿翱奥构想を掲げており、指定国立大学法人への申请にあたっては、この构想を踏まえた议论を1年にわたって积み重ね、下図概要に示すような构想をまとめました。今回掲げた构想を着実に実行していくことで、世界第一线の大学として、国际社会との协调、连携を推进しながら、地球社会の调和ある共存に贡献し続けます。

本学が指定国立大学法人の取组として打ち出した「4つの柱」は、以下の目标を実现します。

  1. 柔软かつダイナミックな体制による知の创造
    学内组织间の境界を越えた自由で弾力的な教员间の相互作用により、世界を先导する最先端研究をさらに伸长させ、未踏领域を切り开く。
  2. 高度で多様な头脳循环の形成
    学生から教员まで、国内外の多様な人材を本学に受け入れ育成し社会に辈出することで、様々なセクターとの间で积极的な交流を推进する「人の循环」を作り出す。
  3. 新たな社会贡献を目指して
    伝统ある学术分野の国际化と学际化を推进し、新たな価値を発信することで、社会にインパクトを与える。ホールディング?カンパニー设立を视野に、产官学连携活动を推进する体制を再构筑し、研究成果を社会に还元する。
  4. 世界に伍する京大流大学运営
    恒常的にトップダウンの方针とボトムアップの提案を调整できる大学运営体制を构筑し、多様な教育研究组织の自立性を尊重しつつ强力な本部ガバナンスの彻底と迅速な施策実行を可能にするとともに、安定的な自己収入确保のための基盘を强化する。

指定国立大学法人制度は、真に人类と社会に贡献できるよう大きく発展していこうとする我々の努力を强く后押しするものであると理解しています。また、これから世界の有力大学に伍して第一线で活跃できるだけの基盘や体制を整えるためにも、政府に対し规制缓和や法改正を要望し続けていく所存です。日々京都大学を応援してくださる皆様におかれましては、指定国立大学法人として构想の実现に向けこれまでにない挑戦へ取り组むことへの御理解、御支援を赐りますよう、よろしくお愿いいたします。

京都大学 指定国立大学法人构想概要

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