防災研究所では、広島県と共催で、2022年度公开讲座「多発する豪雨、水害、土砂災害に備える」を、広島県民文化センター多目的ホール(広島市)で2022年10月4日に開催し、計84名が参加しました。
近年、気候変动の影响などから、豪雨とそれに伴う水害?土砂灾害が多発しています。昨年の热海での土砂灾害は记忆に新しいですが、広岛でも2014年の豪雨?土砂灾害や2018年の豪雨被害が発生しています。そこで今回は、豪雨?水害?土砂灾害の発生要因とその予测や対応についての讲座となりました。
中北英一 防災研究所長の挨拶で始まり、続いて、尾崎哲也 広島県危機監理監から挨拶がありました。その後、防災研究所の5名の講演者が登壇し、それぞれテーマに沿った講演を行いました。榎本剛 防災研究所教授が「豪雨につながる大気の流れとその予測」、佐山敬洋 同准教授が「日本全国の中小河川を対象とする洪水予測システムの開発」、竹林洋史 同准教授が「2014年?2018年の広島での土石流災害の発生要因とその予測?対策」、松四雄騎 同准教授が「地形?地質?森林の影響を考慮した豪雨による斜面崩壊の発生予測とその検証」、藤見俊夫 同准教授が「大切だとわかっているのに災害の備えをしない心のしくみ」と題した講演を行いました。プログラム最後の総合讨论では参加者から多くの鋭い質問が寄せられ、それらの質問をもとに講演者たちは活発に討論を行いました。
本讲座后、参加者からは、「多様なテーマでとても有意义だと思います」、「オンラインのものを见たことがありますが、対面の方が空気感もわかり、より良いと感じました。県民向けに大変意义のあるものだと思うので、灾害の少ない地域においても开催を検讨してほしい」などの感想が寄せられました。
今回寄せられた质问などは教育研究活动に生かされることになります。今后も、京都をはじめさまざまな地域での开催についても引き続き企画していく予定です。




関连リンク
讲演当日の配布资料は、以下のページよりご覧になれます。
なお、これらの讲演は、后日驰辞耻罢耻产别にて公开予定です。