公开日
高校生による研究発表大会である「京都大学サイエンスフェスティバル2020」を开催しました。
本大会は、本学と高大接続や高大连携活動に関する協定を結んでいる大阪府、滋賀県、兵庫県、京都府、京都市、和歌山県、三重県、東京都、石川県、徳島県、徳島市、福井県教育委員会および奈良県において、各教育委員会等が選出した代表校による研究発表大会です。
今回は新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、高大连携?入試広報ポータルサイト「LEOPARD」を利用し、オンラインで開催しました。12の代表校による高度な研究発表が行われ、高校生や高等学校教員、教育委員会関係者等96名の視聴申し込みがありました。
研究発表については、村上章 理事?副学長および有賀哲也 副学長?高大接続?入試センター長が、本学の若手研究者や教育委員会関係者等の意見をふまえ審査し、优秀発表赏1校、优秀ポスター赏1校を選出し表彰しました。

受赏校および参加校
优秀発表赏
兵库県立小野高等学校「コミヤマスミレの谜を追う~スミレ属全体の分类见直しへ~」
- 讲评:
従来、定説となっていた先行研究への疑问から、新たな事例を指摘しており、学问への発展に贡献するという视点が优れており、高く评価できます。また、様々な研究机関へアプローチする姿势から、研究への热心さが伝わり、今后の研究の発展が期待できます。 - 受赏校のコメント:
私たちのスミレ班は代々先辈たちから研究を受け継ぎ、今年で6年目となります。昨春の长期休校ではスミレの开花する时期と重なってしまい、思うように実験が进まないこともありましたが、今回このような赏を顶くことができてとても光栄に思います。小野高校スミレ班はこれからも研究を発展させ、スミレ属の不思议を究明していきたいと思います。
优秀ポスター赏
奈良学园高等学校「校内サギソウ群落の送粉者の研究」
- 讲评:
これまで努力して研究をされてきている姿势が伝わり、内容?発表姿势?考察とも素晴らしい発表でした。レベルの高い内容で、まとめる力?伝える力が発挥されていると言えます。特に、考察から今后の展望への発展が具体的であり、かつ明瞭です。データの信頼性に対しても、多面的な観点から指摘されており、今后の研究発展が期待できることも、高く评価できます。 - 受赏校のコメント:
この度は、优秀ポスター赏をいただきまして、誠にありがとうございます。サギソウのさく果の種子数を数えるという、先行研究例がない、高校生らしいコツコツとした努力を評価していただいたものと、お礼を申し上げる次第です。今後も、継続した観察を通して、未知の世界に挑戦していきたいと存じます。
各校の研究発表テーマ一覧(発表顺)
口头発表
- 京都府立南阳高等学校「麦わらストローからプラスチックごみ问题を考える」
- 石川県立小松高等学校「结露量の物理的手法を用いた测定と防止法の研究」
- 大阪府立高津高等学校「対流圏オゾンの反応性に関する研究~オゾンと塩素の反応~」
- 福井県立武生高等学校「小型风力発电の可能性~発电量の王者を目指せ!~」
- 东京都立小石川中等教育学校「水系溶媒でのケミカルライトの検讨」
ポスター発表
- 和歌山県立向阳高等学校「成层圏インターネットプラットフォーム~灾害时の迅速なインターネット环境復旧をめざして~」
- 滋贺県立膳所高等学校「外接及び内接六角形の性质」
- 叁重県立四日市高等学校「光る海藻アミジグサ」
- 京都市立堀川高等学校「质的调査を用いた蛙化现象の検証-女子高生の恋爱の実态-」
- 徳岛市立高等学校「酢酸を使った磁石の新たな製法」