シンポジウム「日本のアフリカ研究を総覧する」を开催しました。(2019年7月13日)

公开日

アフリカ地域研究资料センターは、上智大学、东京大学、东京外国语大学との共催で、シンポジウム「日本のアフリカ研究を総覧する」を开催しました。本シンポジウムは、今年8月に开かれる「第7回アフリカ会议(罢滨颁础顿7)」のパートナー事业として开催されたもので、 上智大学にて行われました

本学からは山極壽一 総長が基調講演を行い、高橋基樹 アフリカ地域研究资料センター 教授、太田至 名誉教授も登壇しました。

山极総长は、「ゴリラから见た日本のアフリカ研究」と题し、アフリカで30年以上継続してきたゴリラの研究を振り返りながら讲演しました。长年のフィールドワークから、ゴリラの个性や歴史だけでなく、その自然环境や地域住民との関係について学び、ガボンでは野生动物の保护と地域产业の持続を目指したエコツーリズムのプロジェクトを开始しました。その経験から、アフリカで基础研究を行いながら、现地の研究者の人材育成や现地住民と协働することの重要性について语りました。

その后、13の大学?研究机関がそれぞれのアフリカ研究について绍介する场が设けられ、本学からは高桥教授が発表を行いました。本学のアフリカ研究は、その歴史の长さや分野の幅の広さからも唯一无二であるとともに、基础研究だけでなく、异分野を融合した课题解决型の研究が多い点も特徴であると述べました。

シンポジウムの后半では、外务省、闯滨颁础、狈骋翱でアフリカに関わる実务家とともに、日本のアフリカ研究の特长や课题、今后の方向性について协议するパネルディスカッションが行われました。日本アフリカ学会の会长でもある太田名誉教授は、同会の研究者がアフリカを理解するための研究やアフリカから学ぶことに问题意识を持ってきた半面、実务者との协働が十分でなかった点を指摘しました。

本シンポジウムを通じ、日本の大学が行ってきたアフリカ研究の裾野の広さや、その意义を再确认できただけでなく、厂顿骋蝉に代表される今日的课题に対応するには、分野を超えた协働が必要である点についても认识を强めました。また、日本のアフリカ研究者が构筑してきたネットワークを、政策担当者や民间部门などの実务者との间にも拡大させる重要性も共有されました。

基调讲演を行う山极総长

本学のアフリカ研究を绍介する高桥教授

パネルディスカッション

会场の様子