「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ31「地球環境と私たちの暮らし-環境を考える-」第2回を開催しました。(2019年5月29日)

公开日

連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」のシリーズ31は、「地球環境と私たちの暮らし 环境を考える-」をテーマに「京都アカデミアフォーラム」颈苍丸の内で开催しました。

シリーズ31の第2回は、「マイクロプラスチックによる水環境汚染と私たちの生活」と題し、田中周平 地球環境学堂准教授が講演を行いました。

田中准教授は、化粧品や歯磨き粉など、身近な消耗品に含まれるマイクロプラスチックや、海や山など自然环境中に捨てられたプラスチックゴミがマイクロプラスチックとなり、水环境汚染にいかに影响を及ぼしているのかについて、自身の研究成果を基に解説しました。

具体的には、近畿地方の琵琶湖、淀川、芦屋川、大阪湾等の河川や海洋での水质调査结果を绍介し、表层水中でのマイクロプラスチック量や、鱼の消化器官中のマイクロプラスチックについて説明を行いました。

讲演の最后に、田中准教授は生活の「利便性」の里侧にはプラスチックが多く使われていることを挙げ、环境を维持していくには、わたしたちの生活を今后どのようにしていくべきかを考え直すきっかけとなりました。

来场者からは「マイクロプラスチック问题の现状が理解でき、今后に向けて环境を考える大切さが伝わりました」、「鱼などにマイクロプラスチックが入り込んでいる现状を知り、プラスチックや化粧品、スクラブの使用を减らしたい」などの感想が寄せられました。讲演后は、参加者による积极的な质疑応答が繰り広げられ、地球环境の知に触れる机会となりました。

讲演する田中准教授

会场の様子