「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ30「明治150年-明治の歩みを考える-」第4回を開催しました。(2019年2月21日)

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連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」のシリーズ30は、「明治150年-明治の歩みを考える-」をテーマに「京都アカデミアフォーラム」in丸の内で開催しました。

シリーズ30の第4回は、「『極東』」から『極西』」へ-『日本哲学』」への序章としての明治-」と題し、杉村靖彦 文学研究科教授が講演を行いました。

杉村教授は、西田几多郎の「善の研究」が日本で初めてのオリジナルな哲学书として评され、明治という时代の哲学における総决算として成立したということを当时の时代背景とともに解説しました。まず、当时の西洋哲学の状况を説明しながら、西田と京都学派の歴史的?地理的背景を西洋と东洋という文明论から论じ、また、フランスのロジェ=ポル?ドロワや冈仓天心の思想を交えながら、日本哲学における明治时代が持つ意味を解説し、结びに、本讲演を契机に『善の研究』を繰り返し纽解いていくことを推奨しました。

来场者からは「『善の研究』」を20年ぶりに再読しましたが解読できず、困っておりました。背景等知ったうえで再挑戦したいです」、「久々に哲学の话を聴讲させていただき、知识や认识论を思い返す机会になりました」、「话がロジカルで面白かった。こういう话を聴けるのがよい」などの感想が寄せられ、「明治期の日本哲学」の研究に触れる机会となりました。

讲演する杉村教授

会场の様子