佐藤彰洋 情报学研究科特定准教授らの研究チームはデータ分析の面から持続可能な社会の実現に貢献することが期待されるクラウド型の統計情報可視化システム「MESHSTATS」(メッシュスタッツ)の実用化プロジェクトを、京大オリジナル株式会社とともに開始しました。このMESHSTATSは、科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(さきがけ)「ビッグデータ統合利活用のための次世 代基盤技術の創出?体系化」(※文部科学省の人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ 統合プロジェクト(AIPプロジェクト)の一環として運営)において開発が行われているものです。
一般に、大量のデータを用いたデータ分析においては、データを分析可能にするための準备作业に、全作业工程の80%程度を费やす必要があります。そのため、すぐに分析できる标準的なデータフォーマットに従ったデータを事前に十分量集め、必要に応じてデータを取り出すことができるようにすること(データレディネス)は重要かつ応用范囲の広い研究テーマです。
本研究チームは、このデータレディネスを最大限に高める方法として、标準的なデータフォーマットである「世界メッシュ统计データ」に着目しました。そして、异なる分野から集めた源データから半自动的に世界メッシュ统计データを生成し、データベースに蓄积し、统合利活用を可能とする惭贰厂贬厂罢础罢厂を开発しました。
惭贰厂贬厂罢础罢厂は世界规模でメッシュ统计をインタラクティブ分析できるため、それが広く利用されることにより、地域的な灾害の社会経済的リスク予测や小売业の市场规模予测から、世界规模の问题をデータ駆动的に解决する基盘データの提供まで、さまざまな问题解决を実现する可能性を秘めています。
本プロジェクトでは、惭贰厂贬厂罢础罢厂実用化のための事业化案として、维持会员は维持费用を负担することで惭贰厂贬厂罢础罢厂のシステム利用権を得られるとともに、サポート公司とともに开催する讲习会を通じて、システムの利用方法および、データの生成、システム构筑の方法について讲习を受け、独自アプリケーションを开発サービスすることができます。
惭贰厂贬厂罢础罢厂のシステム全体のイメージ
事业化のイメージ図(现在の构想であり、确定ではありません。今后の状况によって変更となる可能性があります。)
関连リンク
- 統計情報可視化システム MESHSTATS
- 京大オリジナル株式会社
- 科学技术振兴机构(闯厂罢)戦略的创造研究推进事业(さきがけ)「ビッグデータ统合利活用のための次世代基盘技术の创出?体系化」