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連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」のシリーズ27は、「国際社会の中の日本 -日本の果たす役割-」をテーマに「京都アカデミアフォーラム」in丸の内で開催しました。
シリーズ27の第3回は、「グローバル人材育成と開発援助 -総合生存学館の試み-」と題し、木邨洗一 総合生存学館(思修館)特定教授が講演を行いました。
木邨特定教授は、まず全世界の8割を占める途上国への开発援助の経纬や歴史について、第二次世界大戦后に、世界银行、国连贸易开発会议、翱贰颁顿开発援助委员会等が设立されたことや、2000年に作成されたミレニアム开発目标(惭顿骋蝉)等を説明しました。そして、このような开発援助の结果、1990年から2015年で、妊产妇死亡率が减少したり、5歳未満の子ども死亡数が半减したことに触れ、2015年からは、国连の持続可能な开発目标(厂顿骋蝉)が始まったことを解説しました。また、日本の开発援助についても、1954年のコロンボ?プランへの加盟を皮切りに援助国として技术协力を始めたことや、インドへの円借款の経済协力を実施したこと等を话しました。このように世界各地で行われる开発援助を担える国际的リーダーの育成を目指す思修馆の教育プログラム等について、バングラデシュやミャンマーで実施した必修カリキュラムの内容を例に挙げて説明し、日本国内の内侧だけを见るのではなく安全を确保した上で、开発援助国へ赴任し、国际社会の多様な构造とそれに関连した人々の环境等を理解する教育の必要性を述べました。
讲演后は、参加者による积极的な质疑応答が繰り広げられ、盛况のうちに终了しました。
讲演する木邨特定教授
会场の様子