「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ27「国際社会の中の日本 -日本の果たす役割-」第1回を開催しました。(2018年2月8日)

公开日

連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」のシリーズ27は、「国際社会の中の日本 -日本の果たす役割-」をテーマに「京都アカデミアフォーラム」in丸の内で開催しました。

シリーズ27の第1回は、「トランプ时代の暮らしと経済」と题し、宇佐美诚 地球环境学堂教授が讲演を行いました。

宇佐美教授は、まず、ヨーロッパのイスラム系移民の排斥やブリグジット(イギリスの贰鲍离脱)、アメリカの2016年トランプ大统领当选の际の公约内容等に触れながら、いま世界で何が起こっているか欧米を中心に説明しました。また、トランプ政権のこの一年を振り返り、イスラム7カ国からの入国禁止の大统领令、罢笔笔离脱、环境政策の后退、株価の动向などの政策や国内外の反応について话しました。そして、トランプ政権?欧州右翼政党の共通点として、ポピュリズム(「人民」主义)、プロテクショニズム(保护贸易主义)、パロキアリズム(自国中心主义)をあげ、特にトランプ政権の特徴である排除志向型のポピュリズムについて、さまざまな政治家や政治史を例に出しながら解説し、トランプ政権をどう理解するのか、そしてトランプ政権が国际社会にどのような影响を及ぼすのかについて、详しく説明しました。

来场者からは、「トランプ政権におけるポピュリズム、排除志向型についての考えは非常に分かり易く、纳得できた」、「トランプ大统领がもたらす世界への影响について理解が进んだ」という感想が寄せられ、国际政治研究の知に触れる机会となりました。

讲演する宇佐美教授

会场の様子