「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ26「国際社会の中の日本-世界との関係?日本の現状-」第3回を開催しました。(2017年12月5日)

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連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」のシリーズ26は、「国際社会の中の日本-世界との関係?日本の現状-」をテーマに京都アカデミアフォーラムin丸の内で開催しました。

シリーズ26の第3回は、「国際貿易と国際政治の交錯」と題し、鈴木基史 公共政策大学院教授が講演を行いました。

铃木教授は、贸易の自由化がなぜ必要なのか、どのようにして进められてきたのかということをアダム?スミスの国富论や19世纪のイギリスにおける自由贸易政策への転换等を交えて话しました。また、自由贸易の反対の保护贸易にはどのような问题があるのかについても、19世纪から20世纪の欧州の贸易协定ネットワークや関税率の推移、日本の贸易构造を例に挙げて解説しました。そして、世界的な贸易体制(骋础罢罢、奥罢翱等)の概要やこのような体制が确立した政治的背景に触れながら、日本や诸外国が自由贸易协定(贵罢础)を缔结する理由等について説明しました。これらを踏まえて、排他的な贵罢础を抑制し、世界的に连携することで外交対立を缓和することの重要性を述べ、日本は开かれた通商国家として、自国および世界の経済発展と平和に贡献することが必要であると言及しました。

来场者からは、「国际贸易の歴史と今日の话题の概要がよく理解できた」、「奥罢翱や贵罢础の违いがよく分かっていなかったが、その违いや背景などの理解が进んだ」という感想が寄せられ、国际贸易の知に触れる机会となりました。

讲演する铃木教授

会场の様子