「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ26「国際社会の中の日本-世界との関係?日本の現状-」第2回を開催しました。(2017年11月28日)

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連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」のシリーズ26は、「国際社会の中の日本-世界との関係?日本の現状-」をテーマに「京都アカデミアフォーラム」in丸の内で開催しました。

シリーズ26の第2回は、「世界と日本の食料?農業」と題し、久野秀二 経済学研究科教授が講演を行いました。

久野教授は、まず农业?食料を考える上では単に経済学?経済理论の応用研究としての农业経済学を考えればよいのではないことを、途上国、先进国等の地域的特性、农业の多元的価値(経済価値、社会的?文化的価値等)に触れながら説明しました。そして、食料安全保障と贸易をめぐる国家间対立、食品安全性や栄养面への不安、食文化の多様性等の农业?食料を取り巻くさまざまな事象を问题として捉えることの重要性、また、これらの问题が単発で発生しているのではなく関连して起こっていることについて食料価格の推移、世界食料危机、国际社会の対応等(世界食料サミット等)を话题にしながら解説しました。そして、现在の日本の农业?食料の在り方が、政治?経済?社会问题の影响を受けて変化してきていることについて、日本の食料需给构造や农业构造を例に挙げて説明し、将来を考える上では问题を点としてではなく面として捉え、より広い社会制度や国家、グローバルな観点で考えていく必要があることを述べました。

讲演后は、参加者による积极的な质疑応答が繰り広げられ、盛况のうちに终了しました。

讲演する久野教授

会场の様子