臨床教育実践研究センターでは、毎年、深刻化する教育問題への取り組みの一環として、現代人のこころの理解に主眼をおいた公开讲座を開催しています。
2017年度は、同センター客員教授のクリスティアン?レスラー フライブルクカトリック大学教授を講師として、芝蘭会館の稲盛ホールで行い、心理臨床家や医療従事者、教育関係者、学生など約100名の参加がありました。
讲演では、今日の生物学、遗伝学、神経科学からの知见を参照されながら、ユングが提唱した梦、元型、コンプレックスといった概念について解説されました。そして、それらを现代的にはどのように捉え直すことができるかについて话されました。讲演の后半においては、自身が行っておられる研究を绍介されつつ、ユング派心理疗法の効果について论じられました。
指定讨论では、主に心理疗法の効果をどのように捉えるか、および临床実践における梦の意义について、讲演内容を基にさまざまな视点から议论がなされました。参加者の感想からは、最先端の研究を知ったり、考えが深まったりするよい机会となっていたことがうかがわれました。
本讲座は例年参加者から大変好评を得ており、2018年度以降も、现代社会の复雑なこころの问题を理解するための视点を一般市民に向けて広く提供できる场となるよう开催していくことを考えています。
讲演するレスラー客员教授
関连部局