第6回「京大おもろトーク:アートな京大を目指して」を开催しました。(2016年10月17日)

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京大おもろトークは、京都大学の教职员、研究者、学生达による芸术分野の「おもしろい」発想(独创的な研究)と国内外の「おもしろい」文化芸术家との意见交换の场をつくり、文化芸术との连携を本学から発信するものです。

今回は、「矛盾をはらんだ創造」をテーマとして、学外からは高橋剣 東映株式会社京都撮影所製作部次長、北野貴章 株式会社テレビ朝日「しくじり先生」チーフディレクター、学内からは富田直秀 工学研究科教授が講演を行い、講演後に山極壽一 総長、酒井? 人間?環境学研究科教授、土佐尚子 高等教育研究開発推進センター教授が加わって、全体トークと質疑応答が行われ、学内外から約200名の参加がありました。

まず高桥次长が时代剧にはらむ矛盾をテーマに讲演をしました。映画「忠次旅日记」を例に、制作されたその时代の事柄を扱う时代剧は実は现代剧であり、それによって寓意性がより际立つことを解説しました。北野チーフディレクターは自らの新入社员时代の失败体験そのものをモチーフに番组を立ち上げ、ヒットさせたエピソードを披露し、矛盾の中からこそ创造が生まれることを説明しました。富田教授は「何が正しいか」の前に「何が本当か」を考えることが重要であることを述べ、矛盾を避けずにかえってそこへ向かっていく「アート视点」の教育が急务であることを説明しました。

全体トークでは、3名の讲演者に山极総长、土佐教授、酒井教授が加わり、先の3名の讲演内容を発展させた议论を行いました。他者とのズレからその隙间に眼をつけて创造していくという点に北野チーフディレクターと富田教授の接点があることや、现代の事柄を投影する时代剧を作ること、昔から扱われる物语が変わらない歌舞伎のような伝统芸能との差异についてなど、热の入ったディスカッションに会场は大変盛り上がりました。

参加者からは、「第一线でご活跃されている方の话を生で闻くことが出来て贵重な机会だった」、「テーマが京大らしくてよかった」、「「矛盾」をどうとらえるか、3人のパネラーが违う视点から语られ大変面白かった」、「それぞれの立场?経歴によって话はさまざまでしたが、共通したものが感じられて兴味深かった」などの感想が寄せられました。

左から、讲演をする高桥次长、北野チーフディレクター、富田教授

全体トークの様子

讲演后の集合写真

関连リンク

京都大学オープンコースウェアにて讲演映像を公开しています。

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