第5回「京大おもろトーク: アートな京大を目指して」を開催しました。(2016年7月25日)

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※ 関连リンクを追加しました。(2016年10月13日)

京大おもろトークは、本学の教职员?研究者?学生达による芸术分野の「おもしろい」発想(独创的な研究)と国内外の「おもしろい」文化芸术家(特徴ある活动をされている着名な文化芸术家)との意见交换の场をつくり、文化芸术との连携を本学から発信するものです。

今回は、「顔」をテーマとして、外部からは金剛永謹 氏(能楽金剛流二十六世宗家)、漫画家の牧野圭一 公益社団法人日本漫画家協会理事、学内からは川嶋宏彰 情報学研究科准教授が講演を行いました。講演後に山極壽一 総長、土佐尚子 学術情報メディアセンター教授が加わって、全体トークと質疑応答が行われ、学内外から約300名の参加がありました。

まず、金刚氏が、颜表情がどのように能面に表现されているかをテーマに讲演をしました。実际に「小面」と「般若」の能面を持参し、それらを用いて能面には人间の复数の颜表情が同时に表现されていること、そのため见る角度などによって复数の表情が表现されることなどを説明しました。次に、牧野理事が、漫画において颜表情がどのように表现されているかに関して讲演をしました。漫画家でもある牧野理事は、実际に白板に漫画を描きながら、人间同士のコミュニケーションにとって颜がいかに重要な役割を果たしているかを説明しました。川嶋准教授は、颜表情の认识を研究している情报科学研究者として、コンピュータを用いて认识を行うときに颜表情のどのような特徴を用いて认识を行うのかに関して讲演をしました。

全体トークでは、3名の讲演者に山极総长、土佐教授が加わり、讲演内容を発展させた议论を行いました。まず能を対象にして、能面が室町时代以降変わっていないことの理由や异なる表情が一つの能面に凝缩されていることの理由などの议论が行われました。次に漫画の世界における表现の问题へと议论が発展し、漫画の世界では表现のタブーがないことが受け取り侧の咀嚼能力向上を促し、それが世界で受け入れられているクールジャパンへ繋がっていることなどの议论が行われました。颜表情の认识に関しては、复合感情の认识法、漫画の表情の认识法、日本人とアフリカ人で表情认识の难しさが违うのかなどの议论が行われました。热の入ったディスカッションに会场は大変盛り上がりました。

参加者からは、「大変兴味深い讲演?议论であった」、「身近な私たちの颜に関して色々と考えるいい机会になった」、「今后もぜひ京大おもろトークを継続してほしい」などの感想が寄せられました。

左から、讲演をする金刚氏、川嶋准教授、牧野理事

全体トークの様子

会场の様子

関连リンク

京都大学オープンコースウェアにて讲演映像を公开しています。

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