「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ22「世界とつながる日本の問題 -憲法?格差?環境?食-」第2回を開催しました。(2016年5月19日)

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連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」のシリーズ22「世界とつながる日本の問題 -憲法?格差?環境?食-」第2回を東京オフィスで開催しました。

シリーズ22の第2回は、「所得格差はなぜ拡大しているのか?-日本とアメリカのちがい-」と題し、宇仁宏幸 公共政策連携研究部教授が講演を行いました。

宇仁教授は、所得格差について、まずトマ?ピケティの分析を例に、アメリカにおける所得顺位トップ10%の所得合计が、アメリカ国民所得全体の约50%に上昇している现状を话しました。さらに社会全体での所得分配の不平等さを测る指标である「ジニ係数」や、その他の指标である「相対的贫困率」などについて説明しました。ジニ係数ではアメリカほどの不平等さが见られない日本が、所得のボトム阶层に着目した、相対的贫困率の数値ではその上昇を続け、アメリカ并みの値であることを示しました。そして、その要因として考えられる、日本での非正规雇用の加速化や成果主义的赁金制度などについて説明しました。统计データや労働?雇用との関係、他国との比较など、さまざまな视点から「格差」を语る讲演に来场者は真剣に耳を倾けていました。

讲演する宇仁教授

会场の様子