「京都市立洛央小学校ブックワールドデザインプロジェクト」が第9回キッズデザイン赏「优秀赏?経済产业大臣赏」を受赏しました。(2015年8月3日)

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工学研究科(建築学専攻門内研究室)は、京都市立洛央小学校の図書スペース「ブックワールド」のデザインを小学6年生の子どもたちとともに推進してきましたが、このプロジェクトが、第9回キッズデザイン赏の「子どもの未来デザイン 感性?創造性部門」で「優秀賞?経済産業大臣賞」を受賞しました。

2013年6月にブックワールドの改修计画が门内研究室に持ち込まれ、6年生全员93人と协働するデザインプロジェクトがスタートしました。新しいコンセプトは、ブックワールドを「静かに本を読む场所」から「○○○○ができる场所」へと変换することであり、8月~11月に4回ワークショップを开催しました。子どもたちは9つの班に分かれて自由にアイデアを出し合い、それをもとに门内研究室が「未来?宇宙」「暮らし?住まい」「自然?原っぱ」という3つの物语世界に対応する巨大模型を作成し、それに子どもたちがさまざまな意见を出し、最终案が出来上がりました。竣工は2014年3月。完成したブックワールドには、「てんとう虫テーブル」や「ステージトンネル」など、子ども主体のプロセスの成果が散りばめられています。

今回の審査評には、「既存の図書スペースを改修するにあたり、本を読むだけでなく、鑑賞?体験?展示?創作?発表など多様な アクティブ?ラーニングを実践する空間構成を完成させた。空間デザインのクオリティも素晴らしいが、 ワークショップを通じ、子どもたちが企画から設計?デザインまで主体的に関わるというプロセスは自分たちが欲しかったスペースをクリエイトする行為に他ならない。プロセスを重視した、創造性を育むデザインアプローチである点を高く評価した。」と記載されています。本学の研究室と地域の小学校の連携プロジェクトが高い評価を受けたことについて、子どもたちを含む関係者が喜びを分かち合いました。

1阶昇降口からみたブックワールド

组合せ可能な台形テーブルとカラフルな椅子。映像を映し出す大スクリーン

さまざまなアイデアを模型で表现する子どもたち(デザインワークショップ)

子どもの発想から生まれた「ステージトンネル」(眺望のきく场所と秘密基地)

表彰式会場(六本木ヒルズ)における受賞作品の展示。大学院生たちと門内輝行 工学研究科教授

第9回キッズデザイン赏?受赏记念シンポジウムにおける门内教授の讲演

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