武藤学 医学研究科教授らを中心とする医師主導治験グループ(全国7施設) ※ は、食道癌に対する化学放射线疗法または放射线疗法后の局所遗残再発において、レザフィリンおよび半导体レーザを用いた光线力学疗法(笔顿罢)が、救済治疗法として重大な副作用がなく极めて高い完全奏効率を得られることを确认しました。
この成果に基づき、Meiji Seikaファルマおよびパナソニック ヘルスケアが、光線力学的療法用剤「注射用レザフィリン?100mg」およびPDT半導体レーザ「PDレーザ」/単回使用PDT半導体レーザ用プローブ「EC-PDTプローブ」について、化学放射線療法または放射線療法後の局所遺残再発食道癌に対する適応追加承認(「EC-PDTプローブ」については新規承認)、救済治療としては世界初の薬事承認を取得しました。承認取得に伴い、今後は医療機関における本治療の導入準備を進めます。
治疗コンセプト
具体的治疗経过
本治験のポイント
光线力学的疗法(笔顿罢)は、光感受性物质とレーザを组み合わせた非外科的治疗で、レーザが照射された部位の肿疡细胞を壊死させる局所治疗法です。正常组织への影响が少なく、身体への负担が軽减された治疗法として知られています。
食道癌においては、化学放射线疗法または放射线疗法は、根治が期待できる非外科的治疗ですが、癌が消失せず残存した病変、あるいは一旦病変が消失したものの再発を来たした场合には、确立された标準治疗はなく、根治は困难でした。武藤教授らの行った医师主导治験では、このような食道癌を対象とした笔顿罢において、癌が消失する完全奏効が88.5%と极めて高い有効性を明らかにしました。
本治疗の承认により、化学放射线疗法または放射线疗法后の局所遗残再発食道癌に対する新たな根治的低侵袭治疗として、医疗现场に贡献できるものと期待しています。
※医师主导治験実施医疗机関
- 京都大学医学部附属病院
- 国立がん研究センター东病院
- 兵库県立がんセンター
- 名古屋市立大学病院
- 大阪府立成人病センター
- 静冈県立静冈がんセンター
- 长崎大学病院