京都大学は、2日間にわたり「The 2nd Kyoto-Bordeaux Symposium」を本学吉田構内で開催しました。
本学は、世界に卓越した知の创造を行う大学として一层発展し、真のトップレベル大学としての地位を确立することを目标に、海外の大学との连携を深めるべく、全学的な国际シンポジウムを毎年开催しています。2014年5月にボルドーで开催された京都大学とボルドー大学との第1回シンポジウムの成功を受け、今回は両大学から総势约120名が参加しました。そして、両大学が共通の课题としてあげる8研究分野において、さらなる深化と発展を目指し、最新の研究成果を発表しました。
1日目午前は国際科学イノベーション棟シンポジウムホールにて開会式と基調講演を行いました。山極壽一 総長およびManuel Tunon de Lara ボルドー大学長による開催の挨拶に始まり、大川晃平 文部科学省高等教育局企画官、Claire Thuaudet 在東京フランス大使館文化参事官、そしてPhilippe Codognet フランス国立科学研究センター(CNRS)東京支局長より挨拶をいただきました。また、両大学学長が大学間学生交流協定に調印しました。これによる学生交流の一層の活性化が期待されます。
続いて行われた基調講演では、本学からは山極総長が「Evolution of Human Sociality: What We Can Learn from Gorillas」と題し、人類の家族構成や社会性の進化について長年観察してきたゴリラとの比較を通じて講演し、Stéphanie Debett ボルドー大学教授が脳小血管障害の発生要因について遺伝子学と脳神経学における最新の研究成果を発表しました。
1日目午后から2日目にかけては、都市政策から材料科学、医学画像にわたる8つの分野において国际科学イノベーション栋内の各会场に别れて分科会を行いました。それぞれの分科会では両大学からの研究者が発表を行い、今后の共同研究や学术交流に向けて活発な议论を繰り広げました。とりわけ、化学?医学分野における分科会では、国际共同ラボ设立に向けた準备や招聘讲演の実施等、具体的な企画案が议论され、両大学におけるさらなる学术交流が期待されています。
2日目午后は、分科会としての仁和寺访问とエクスカーションとしての月桂冠大仓酒造への访问に别れ、仁和寺では歴史的な建筑物や美术工芸品の鑑赏を、大仓酒造では伝统的な酒蔵の见学や日本酒の醸造过程などの讲义を受けました。
閉会式では、稲葉カヨ 理事?副学長から今回の共催シンポジウムの成功と今後の共同研究の強化についての閉会の挨拶があり、和やかな雰囲気の中終了しました。
山极総长の基调讲演
稲叶理事?副学长の挨拶
シンポジウム参加者
栄养?食品セッションの分科会
エクスカーションで伏见の大仓酒造を访问
文化财科学セッションが仁和寺を访问