2014年「ベトナム社会科学院?ハノイ国家大学サマースクール」を実施しました。(2014年9月14日~9月28日)

公开日

「短期SENDプログラム」の一環として、本学から「ベトナム社会科学院?ハノイ国家大学サマースクール」に7名の学生と1名の特別研究員が参加しました。2週間の派遣で、ベトナム語?ベトナム文化についての講義を受講するとともに、ハノイ国家大学(外国語大学?人文社会科学大学)でベトナム人学生との日本語?日本文化についての相互学習(共同発表)を行いました。また、チャンアン(Trang An)、ドンラム村(Duong Lam Village)で実地研修を行い、ベトナム文化に関する認識を深めました。

2週间の研修を通じて、ベトナムの文化を理解することはもちろんのこと、日本とベトナムの未来を担う世代が出会い、共に时间を过ごし、议论を深めることにより、将来につながる绊を强める机会となりました。现地で得た経験や文化に対する理解をさらに発展させ、また现地学生たちとの信頼関係を今后一层深めていくことが期待されます。

参加学生の报告

ベトナム社会科学院?ハノイ国家大学サマースクール 副班長
経済学部 学部4回生
黒田淳也
报告会実施日:2014年10月10日(金曜日)

ベトナムで过ごした二週间。多くのことを学び、多くのことを感じ、一生忘れることのできない二週间となりました。

その二週间の间に様々な场所を访れ、さまざまな人に出会うなかで、特に印象に残ったことが二つあります。一つ目は、彼らの他国に対する考え方です。かつてフランスの植民地だったベトナムですがそのフランスに対して多くの人が好意的な印象を持っていることには惊きました。その里返しに、现在进行形で问题を抱える隣接国に対しては否定的な印象を抱いている人が多いのも事実です。これらの认识のあり方は大変兴味深いと感じました。もう一つは、耻を忍んで言いますが、ベトナム人学生に比べ、私たちが自国のことを知らなすぎたということです。ハノイ国家大学の学生たちはベトナムに関する疑问?质问に的确に答えてくれましたが、一方の私たちはそうはいかないことが何度もありました。例えば、日本にある世界遗产の登録数や日本の男女平等に関する考え方が変わりつつあるのはなぜか、といったことです。日本人であるのに日本のことを知らないという事実に気づかされ、耻ずかしさを覚えると共に、さらに日本のことを知りたい、知らなくてはならない、と感じました。これからの生活の中で、日本について知り、それを発信していきたいと思います。

これらのことを感じられたのも、直接现地の人と一绪に学び、游び、语り合ったからであり、今后も积极的にこのような机会を创りだしていきたいです。今回の研修で多くのものを得ましたが、そのなかでも现地の学生との友情はものすごく大事な宝物となりました。これだけ仲良くなれたのは本当に幸せなことであり、今后も一生连络を取り続けていきたいです。日本とベトナムで离ればなれになってしまいますが、これからもこの宝物を大事にしていきたいです。

外国语大学の学生たちと

実地研修:ドンラム村にて

人文社会科学大学の学生との昼食

外国语大学での日本语クラス(会话)に参加して

厂贰狈顿プログラム?発表、讨论の様子

修了式:民族衣装のアオザイ

短期SEND(Student Exchange -Nippon Discovery)プログラムについて

厂贰狈顿プログラムとは、日本と础厂贰础狈を始めとする世界各地との架け桥となるエキスパート人材の育成を目指す事业です。派遣学生は现地の言语や文化を学习するとともに、日本语指导支援や日本文化の绍介活动を行います。これらの活动を通じて、海外の学生に日本への関心を强めてもらうと同时に、世界に雄飞する日本として夸れる人材の育成を目指し、次世代における相互の信頼感を醸成することを主たる目的としています。

2014年度は、「大学の世界展开力强化事业-础厂贰础狈诸国等との大学间交流形成支援-「开かれた础厂贰础狈+6」による日本再発见-厂贰狈顿を核とした国际连携人材育成」および闯础厂厂翱奨学金(重点政策枠)の支援を受けて行っています。