2014年「西安交通大学サマースクール」を実施しました。(2014年9月9日~22日)

公开日

「平成26年度大学间学生交流协定による短期留学プログラム(通称:东アジア短期留学プログラム)」の一环として、西安交通大学サマースクールを実施し、文理を问わず多様な専门分野を持つ6名の学生が参加しました。本プログラムは、西安交通大学との大学间学生交流协定に基づいて、カリキュラムの开発、紧急时の対応など、西安交通大学の全学的な协力を得て実施されています。

西安交通大学教员による中国语讲座、文化、歴史等に関する特别讲座、华清池、西安城壁、回民街(イスラムを信仰する回民族の街)の见学など、多彩な内容が提供されました。また多くの西安交通大学学生ボランティアはアシスタントとしてプログラムに参加し、生活、见学、学习などについて本学学生を全面的にサポートしました。学生同士で色々なことについて意见交流し、相互理解を深めました。

参加学生の报告

西安交通大学サマースクール 班長
理学部4回生 奥野尭也
報告会実施日: 2014年9月30日(火曜日)

2014年は6名の参加者でした。2013年より长い13日间を西安交通大学で过ごしました。讲义や観光はもちろん楽しかったですが、いちばんの収穫は、现地の学生と仲良くなれたことだと思います。

中国语の讲义は言语の训练だけではなく、中国の社会や西安の特色を绍介するという内容も多くありました。私は中国语初心者でしたが、初心者でも亲しみやすくて闻いていて楽しいものでした。ほかに、「国破れて山河あり」で始まる杜甫の有名な汉诗「春望」を中国语で発音しようという「汉诗」の授业、国际大会で活跃する西安交通大学の学生に二十四式太极拳の型を一通り教わるといった、中国文化を肌で感じられる讲义もありました。

西安は面白い街でした。昔の长安(前汉から唐までの都)だったこの地は、隣に咸阳(秦の都)があり、非常に古くからの遗物が数多く残っています。市内には兵马俑(秦始皇帝の墓を守る陶人形)、华清池(杨贵妃が入ったと伝わる温泉がある)、城壁(明代に建造。周囲14办尘の巨大な石壁)などがあり、この街は、ほかにも回民街を持つなど、多彩な侧面を持っています。见学にはとても充実した街でした。

授业よりも観光よりも価値ある経験だったのは、现地の学生との交流であったと感じています。西安交通大学の学生たちは我々を心から歓迎してくれ、サポートをしてくれました。学生たちと话して一番强く感じたのは、日本人も中国人も、同じ人间だということです。互いに共感しあえる人间同士であることに気づかされました。ニュースを通して持っていた「中国人」というイメージが崩れて、新鲜な印象を持ち、感动しました。

本当の意味での国际理解は、こういう人间レべルで理解しあうことだと思います。日本にいてメディアに接しているだけでは决して出会えない気づきを得たことは、何よりもこの留学の収穫であったと思います。

西安交通大学の学生と初対面

西安の旧市街地にある大雁塔

授业后に学校のキャンパスを散策?交通大学の北门にて

中国语讲座の様子

太极拳の讲义

サマースクール修了式?参加者と先生方

「大学间学生交流协定による短期留学プログラム(通称:东アジア短期留学プログラム)」について

本学では、本学学生が各国の大学生との交流を深め、国際性を涵養し、外国語運用能力を向上させる機会として、「大学間学生交流協定による短期留学プログラム」を、年間7プログラム実施しています。本プログラムは、本学と派遣先大学との大学間学生交流協定に基づき、原則として学費免除で行われ、派遣された本学学生は、交換留学生と同等の身分で受け入れられます。平成26年度は、「大学の世界展開力強化事業 -ASEAN諸国等との大学間交流形成支援-「開かれたASEAN+6」による日本再発見 -SENDを核とした国際連携人材育成」、JASSO奨学金(重点政策枠)および「京都大学若手研究者海外派遣事業 ジョン万プログラム」の支援を受けて行われています。