高等研究院は台湾の中原大学薄膜技术研究発展センターとの部局间学术交流协定の调印式を、高等研究院本馆にて行いました。
中原大学は、1955年台湾桃园市に设立され、理学院、工学院、商学院、设计学院、人文教育学院、法学院、电机情报学院の7つの学部?大学院から构成される私立総合大学です。薄膜技术研究発展センターは、2000年に中原大学内に设置された研究センターで、基础研究を通して薄膜の最先端技术を进歩させ、高性能な薄膜を製造するための新しい技术を提供し、薄膜の新しい応用技术の开発と、膜选択および膜関连技术における产业コンサルティングを行っています。
薄膜技术研究発展センターとは、2017年10月に同院物质-细胞统合システム拠点(颈颁别惭厂=アイセムス)の研究者らが同センターを访问し、台湾において共同でシンポジウムを开催するなど、交流を重ねてきました。本协定により、共同研究、研究者交流など、更なる学术交流の活発化が期待されます。
調印式には、本学からは、森重文 高等研究院長、影山龍一郎 iCeMS副拠点長、鈴木淳 同副拠点長、橋田充 同研究支援部門長、イーサン?シバニア 同教授、松井一純 高等研究院担当部長と、台湾側からは、Yung Chang 中原大学薄膜技術研究発展センター長、Da-Ming Wang 台湾大学兼中原大学薄膜技術研究発展センター教授、Kevin CW Wu 同大学教授、Che-Wun Hong 清華大学教授が出席し、森院長、Changセンター長が協定書に署名しました。
また調印式終了後には、高等研究院本館にて学術セミナーが開催され、iCeMSおよび薄膜技術研究発展センター両機関の紹介のあと、Changセンター長が「Design and Development of Bio-inspired Zwitterionic Membranes for Advanced Healthcare Potentials(高度医療の可能性のための生体模倣双性イオン膜の設計と開発)」と題して、学術講演を行いました。約50名の参加者は熱心に聞き入るとともに、講演後は活発な質疑応答が行われ、盛況のうちに終了しました。
左から、森院长と颁丑补苍驳センター长
调印式后の集合写真
讲演する颁丑补苍驳センター长