百周年時計台記念館国际交流ホールにて、思修館およびデザイン学の学生が企画した産学連携ワークショップ「産学連携バトル!in Kyoto」を開催し、全国から26のリーディングプログラムの学生や教職員、および10の企業から総勢約120名が参加し、大いに盛り上がりました。
本ワークショップは、博士課程リーディングプログラムにおける産業界等への広报活动の一環として、総合生存学馆(思修馆)とデザイン学大学院連携プログラムの学生が企画し、一般社団法人産学協働イノベーション人材育成協議会(C-ENGINE)と共催し、文部科学省による補助金の支援のもと開催しました。このワークショップでは、近年複雑化した社会問題の解決には、個々の専門性を伸ばし経験と統合することが産官学いずれの立場でも必要であることから、俯瞰的な視野と専門性を持つ学生と、社会的実践の場を牽引する企業とがタッグを組んで、新感覚のブレストバトルという手法を使って新たな解決策を見出そうというものです。今回、社会問題として、「女性の活躍」「知能のインフレ」「超高齢社会の未来」の3つを選びました。
まず、北野正雄 理事?副学長(思修館リーディングプログラム代表者およびC-ENGINE代表理事)による開会挨拶に始まり、セッション1として、3つの基調講演がありました。講演1は、河合江理子 総合生存学館教授による「女性の活躍」、講演2は、大場紀章 一般社団法人日本データサイエンス研究所主席研究員による「「知能」のインフレと社会?ヒトの変化」、講演3は、 下野雅承 日本アイ?ビー?エム株式会社最高顧問による「超高齢社会におけるシルバー?イノベーション」という基調講演があり、それぞれのテーマを深掘りする内容でした。
セッション2として、京弁当を食べながら学生と公司との交流会がありました。まず、参加された各公司から1分间の公司绍介と公司の特色に基づいたクイズが出され、その答えはそれぞれの公司のブースに行けばわかる仕组みとなっており、工夫を凝らした出题がありました。その后、学生たちは関心のある公司のブースに行って真剣な面持ちで公司の方の话を聴き、今后博士课程の学生と公司とのマッチングにつながる取り组みとなりました。
午后から行われたセッション3のワークショップでは、リーディングプログラムの学生と产业界の方々でチームを组み、3つのテーマに係る诸问题?课题の解决策をチームで竞う「ブレストバトル」の手法を导入しました。「ブレストバトル」とは、「ブレインストーミング×バトル」の略で、时间制约を课して参加者の自由なアイデアを集め、チーム対抗で意见を戦わせる新感覚ディスカッションです。最终的に投票のうえ最高の解决策として、「幸せに生きるためのアクティブエイジング」が选ばれました。
基调讲演で得た基本的な知识に基づき、自由な発想を生み出す学生と社会的な知恵と経験を持つ产业界の方が一つのチームを组むことで、复雑な社会问题の中から正しく课题を抽出し、その解决策を探る実体験ができる贵重な机会となりました。あちらこちらで意见を戦わせ、时には意表をつくアイデアが出るなど、会场は笑いと热気に包まれ、真剣な表情の中にもその议论を楽しむ様子が伺えました。
最後に、川井秀一 総合生存学館長(思修館リーディングプログラムコーディネーター)から閉会挨拶があり、盛況のうちに閉幕しました。
左から、北野理事?副学长、下野最高顾问、川井学馆长、河合教授、大场主席研究员
公司ブースにおいて恳谈する学生たち
ブレストバトル议论の様子
ブレストバトル発表の様子
优胜したチーム