このたび、山極壽一 総長がケニアのナイロビを訪問し、京都大学アフリカ同窓会準備会や日本学術振興会(JSPS)ナイロビオフィス50周年記念シンポジウム等の一連のイベントに参加しました。今回の訪問には、徳賀芳弘 副学長、太田至 アジア?アフリカ地域研究研究科長、重田眞義 アフリカ地域研究資料センター長等の学内関係者も多数同行し、本学がアフリカで築き上げてきた学術交流の実績を振り返るとともに、新たな関係強化に向けて第一歩を踏み出す機会となりました。
20日にナイロビ市内のホテルで開催された京都大学アフリカ同窓会準備会には、本学側参加者とアフリカ9カ国出身の卒业生11名およびアフリカで活躍する日本人卒业生5名が参加しました。徳賀副学長から同同窓会の設立に向けた運営方針等を説明した後、各卒业生が本学での思い出や同窓会への期待を発表しました。卒业生からは「京都大学で学べたからこそ、現在の自分がある。今後は、若い世代に京都大学への留学を推奨する等を通じて、京都大学への恩返しをしたい。」等本学への思いが込められた活発な発言がありました。
21日には、闯厂笔厂ナイロビオフィス50周年记念シンポジウムが别のホテルで开催され、総势150名近くの関係者が参加しました。1980年代初头に同オフィスのセンター长を务めていた山极総长は、过去半世纪にわたりアフリカで积み上げてきた本学の研究実绩を「発见?理解?协同」という観点から振り返り、日本とアフリカとの相互理解?共同研究が深化してきた経纬について讲演しました。また、パネルディスカッションでは太田研究科长も登坛し、自然灾害や贫困等のグローバルに共通する社会课题に対して、今后どのような学际的共同研究が可能か、参加者とともに议论しました。
山極総長においては、他にもナイロビ滞在中に、ナイロビ日本人学校訪問、在ケニア日本大使公邸表敬訪問、国際協力機構(JICA)第6回アフリカ開発会議(TICAD VI )プレイベント出席、JSPS東アフリカ同窓会総会出席等、精力的な渉外を行いました。今回の訪問により、本学のアフリカでの研究と学術交流が今後より一層促進されることが期待されます。
同窓会の説明をする徳贺副学长
闯厂笔厂ナイロビオフィス50周年シンポジウムで讲演する山极総长
パネルディスカッションの様子
アフリカ同窓会準备会の参加者