串田 俊巳

串田 俊巳

総务、労务、人事、危机管理担当

メッセージ

 このたび、総务、労务、人事、危机管理を担当する理事として着任しました。前职はスポーツ庁次长として我が国のスポーツ振兴施策を担当していました。これまで文部科学省において様々な仕事に携わってきましたが、高等教育行政に関しては、国立大学を法人化する际の法案対応や予算対応に関わりました。また、学术研究行政に関しては、当时の学术审议会の运営を担当しましたが、会长の福井谦一先生から、我が国の学术研究の方向性について深いご示唆をいただきました。

 京都大学は今年、创立125周年を迎えました。创立以来、自由な学风の下、これまで多くのノーベル赏受赏者を辈出するなど、学术研究の面で大きな足跡を残してきました。また、产业界や政治、行政、文化、スポーツ等の面においても有為な人材を送り出し、我が国の発展に贡献してきました。

 一方で、我が国の大学を巡っては近年、国际的な竞争が増々激しくなる中、これまで大きな実绩を残してきた京都大学であっても安闲とはしていられない状况が続いています。今后とも京都大学が、我が国だけでなく、世界をリードする大学であり続ける為には、これまで通用していた考え方や手法をそのまま踏袭していくのではなく、常に変革に努めていくことが求められます。

 こうしたことから、京都大学においては、第4期の中期目标?中期计画に记载された内容を着実に実行していくだけではなく、大学の方向性を议论する戦略调整会议において提言された各种方针を制度化し、定着させていくことが重要と认识しています。提言においては教育研究面だけでなく、事务改革、人事给与制度の改善が指摘されており、今后は、职员が教员とともに大学运営のプロフェッショナルとして业务に携わることができるよう、企画、実施能力の向上に努めていくことが求められます。また、大学业务の多様化?高度化に対応するため、京都大学の职员について高度で専门的な知识を要する业务を担う职种を新たに设け、今后、採用を通じて定着化していくことが重要と考えます。さらには业务の顿齿化を进め、事务の効率化、高度化を一层进めていくことが必须と感じています。

 京都大学の运営に関しては、役员会や経営协议会、教育研究评议会など各种の会议を経て、丁寧に意思决定を図ることが求められており、こうした会议の円滑な运営に努めていきたいと考えています。その他、大学の日々の活动の中で生じてくる様々な课题について适切に対応していくことができるよう、学内外との调整に努めることも重要な职务と认识しています。

 凑総长のリーダーシップの下、省庁等での経験を活かしながら、京都大学の更なる発展の為、力を尽くす所存です。