湊 長博(みなと ながひろ)

研究?企画?病院担当

メッセージ

このたび、研究?企画?病院担当の理事?副学长を拝命しました。私自身は平成4年に本学医学部の免疫学講座を担当して以来、20年余りにわたり免疫学の研究と教育に携わってまいりました。平成22年からは医学部長?医学研究科長として4年間医学研究科の運営にかかわってまいりましたが、これからは全学的な立場で全ての学生?教職員の皆さまのご協力をいただきながら、本学のさらなる発展のために全力を尽くす所存です。

本学は歴史的にも我が国を代表する研究大学であり、独创的な研究によって社会と人类に贡献することは本学の最も重要なレーゾンデートルです。研究はいうまでもなく个々の研究者のたゆまぬ知的活动であり、本学の「研究力」は、全ての部局现场の一人一人の研究者の研究力の総体に外なりません。本学の、个々人の多様で独创的な研究を尊重する気风と伝统がこれを支えてきたと言えるでしょう。本部の任务は端的に言えば、个々の研究者が最大限にその研究力を発挥しうる研究环境を创り出すとともに、すぐれて独创的な研究者の辈出をサポートできる内的外的条件を整备することに尽きると思います。

国立大学のミッションの再定義が進み、今大学にはその機能強化にむけての改革の推進が強く求められています。本学のミッションは明らかであり、全学教育研究组织の改革、国際的な先端的研究拠点の形成、臨床研究中核拠点病院の確立など、前執行部から取り組まれてきた課題を、確実に推進実行していく必要があります。繰り返しになりますが、これらの重要な課題はあくまでも本学全体の「研究力」のさらなる強化向上をめざすためのものであり、まさにそのような観点から今後具体化されるべきものと考えます。基本理念がぶれない限り、全学の合意の中で自律的な改革へ向けて前進できることを信じています。

限られた人的物的资源のなかで、いかにして现场の研究者の研究へのインセンティブを上げ、研究条件と环境を向上させ、それによって全学の総合的研究力の実质的な発展を持続展开できるかという立场から、微力ながら力を尽くす所存ですので、全ての教职员の皆さまのご协力を心からお愿い申し上げます。